黄泉が幽助に勝つまで60時間かかったのはなぜ? 幽☆遊☆白書考察
魔界統一トーナメントで幽助は黄泉と戦って敗れた
魔界統一トーナメントで幽助は三回戦で黄泉と戦いました。
その結果、幽助は黄泉に敗れてしまい、その結果、魔界統一トーナメントでは、幽助、飛影、蔵馬がそろって三回戦で負けるということになってしまいました。
もっとも… 幽助は黄泉に、飛影は軀に、そして蔵馬は雷禅のケンカ友達の一人だった九浄に負けたわけで…
幽助、飛影、蔵馬に勝った三人は、魔界でもトップクラスの強者ばかりだったわけですから、まあ、仕方がないんですけれどもね。
幽助は黄泉相手に60時間も戦っていた!
むしろ幽助は結果的に負けてしまいはしたものの黄泉を相手にして約60時間も戦っていたというのですから、大健闘だったと言っていいと思いますが…
疑問なのは、なぜ幽助が、黄泉を相手にして60時間もの長きにわたって戦うことができた(幽遊白書19巻 宴のあと)のかという事ですね!
幽助が大健闘したのは確かなのでしょうが… なぜ黄泉は、明らかに自分よりも格下であったはずの幽助を倒すのに約60時間もの時間を要するようになってしまったのでしょうかね?
今回は、この事について考えていってみたいと思います。
なぜ黄泉は幽助を倒すまでに60時間もかかってしまったのか?
幽助と同じくらいの強さの修羅にはアッサリ勝っていた黄泉
魔界統一トーナメントの予選抽選会が始まる前に修羅と黄泉は、幽助とたまたま出くわした際に
修羅:「パパ こいつたいしたことないよ 今のボクと同じくらいの強さだもん」
黄泉:「そうだな だが油断は禁物だ 彼はすごい速さで進歩してきた きっとこの大会でもな」
修羅:「じゃ パパは ボクよりあいつの方が戦闘の才能があるっていうの!?」
黄泉:「はっはっはっ それは ない それは ない 修羅の方がもっともっとすごい速さで上達してるんだよ」
といったやりとりをしていました。(幽☆遊☆白書18巻 魔界統一トーナメント)
ですから、幽助と修羅の強さは、ほぼ同じくらいであったと考えて間違いないでしょう。
そして、その修羅は予選ブロックが父・黄泉と同じブロックになってしまい…
黄泉に全く歯が立たないままでギブアップせざるを得なくなっていました。(幽☆遊☆白書18巻 トーナメント予選)
それにも拘わらず、修羅と同じ程度の強さだったはずの幽助は、なぜか約60時間もの長きにわたって黄泉と戦うことができていたんですよね!
修羅が父・黄泉にアッサリ敗れた以上は、修羅と同じくらいの強さも黄泉にアッサリ敗れそうなのに、そうはならなかったというわけです!
いったいこれはなぜだったのでしょうかね?
・黄泉と戦いながら幽助はどんどん強くなっていた!?
黄泉が修羅に幽助のことを「彼はすごい速さで進歩してきた きっとこの大会でもな」と語っていたわけですから…
魔界統一トーナメントに参戦した頃の幽助が、物凄いスピードで強くなっていたことは間違いありません。
そして、超強敵である黄泉と戦っている最中にも幽助は、凄い勢いで強くなっていっていたこともまた間違いありません。
なにしろ幽助との戦いを終えた後で黄泉が幽助に
「みるみる上達していくお前を見て なぜかオレの方が楽しくなった 次の大会では追い越されているかもしれんな」
と語っていたわけですからね。(幽☆遊☆白書19巻 宴のあと)
ですから、黄泉と戦い始めた時点での幽助よりも黄泉と約60時間戦い続けた後の幽助は、ずっと強くなっていたということになるはずです。
黄泉が幽助を倒すまでに約60時間もの時間を要するようになったのは、実はそのためで…
もしも、幽助が戦いながら凄い勢いで強くなっていっていなかったら、黄泉はもっとずっと短時間のうちに幽助を倒してしまっていたのかもしれません。
黄泉が幽助と60時間も戦っていたのは戦いを楽しんでいたから!?
また、黄泉が「みるみる上達していくお前を見て なぜかオレの方が楽しくなった」と語っていたわけですから…
黄泉が幽助に勝つことには徹さずに戦いを楽しんでしまい、そのために戦いが長引いてしまったということも考えられそうですね。
なにしろ黄泉は、戦いの序盤から幽助のパンチをまっこうから受けてみたくなってしまい、よけられるパンチをあえてよけなかったりしていたりしましたから…(幽☆遊☆白書19巻 三回戦の目玉)
その可能性はかなり高いのではないかと思います。
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・冨樫義博著「幽☆遊☆白書」1~19巻を資料にしています。
本文中( )内に幽☆遊☆白書○巻 「○○○」とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。