ハンターハンター考察 シーラはハンターになれたのか? 幻影旅団やクラピカとの再会は?
シーラの初登場は0話「クラピカ追憶編」
シーラが初めて登場したのは、「ハンターハンター」0話(No.0)「クラピカ追憶編」で、この0話(No.0)「クラピカ追憶編」は…
2013年に公開された「劇場版HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」の来場者特典として配布された「HUNTER×HUNTER」0巻(No.0)に収録されています。
この「クラピカ追憶編」の中でシーラは、まだクルタ族の者達と一緒に暮らしていた頃のクラピカとクルタ族のテリトリーである森で足をケガしている状態で出会いました。
そして、クラピカと彼の親友パイロから隠れ家(=ほら穴)と食料を提供されたシーラは、クラピカたちに外の世界のことを教えました。
プロハンターを目指していたシーラと「ディノハンター」
シーラは、クラピカたちに「ディノハンター」というハンターをしている主人公の冒険活劇をあげていますが…
その「ディノハンター」はシーラにとって大事な本で、その本を読んだことがきっかけで彼女はプロハンターを目指すようになっていました。
そして、その本を読んだことによって外の世界(=クルタ族のテリトリー)への思いを募らせていったクラピカが、外の世界へ出ることを許され、旅立っていった少し後…
クルタ族の者たちは襲撃され、命を奪われてしまいました。
過去編に登場したシーラ
「ハンターハンター」395話(No.395)から397話(No.397)までの3話では、幻影旅団
の者たちの過去編が描かれ、いかにして幻影旅団が結成されたのかが明らかにされましたが…
この過去編に少女時代のシーラが登場してきました。そして…
■シーラが子供の頃から何度も「ディノハンター」を読み返していて、将来はハンターになると決めていた(ハンターハンター No.395)
■後の盗賊集団=幻影旅団の元となった劇団的活動をクロロが中心となってしていた旅団のメンバーにシーラもなっていた(ハンターハンター No.396)
■めんばーの一人サラサが無惨に命を奪われる事件が起きた事をキッカケに劇団的活動をしていた旅団が大きく変質する事になった時にシーラは旅団から去っていった(ハンターハンター No.397)
といった事が明らかになりました。
では… その後、シーラは、いったいどうなったのでしょう?
プロのハンターになることはできたのでしょうか?
そして、シーラが、クロロをはじめとする幻影旅団のメンバーたちやクラピカと今後、再会することはあるのでしょうか?
シーラはハンターになれたのか? 幻影旅団のメンバーやクラピカとの再会はあるのか?
ハンター試験に合格するだけの身体能力を持っていたと思えないシーラ
ハンター試験に合格し、プロのハンターになる事が、いかに至難かということは、「ハンターハンター」ファンならばご存知のことだと思いますが…
シーラにハンター試験を突破できるだけの身体能力があるようには、私には思えません。
足をケガした状態でクラピカとパイロと出会ったシーラは、ケガが治りかけると、また転んでケガをするという事を何度も繰り返したようですが…(ハンターハンター0巻 No.0)
私は、このシーラが何度も繰り返し、足にケガをしたことに作為的なものを感じ…
クルタ族のテリトリーに長く留まるためにわざと何度も足をケガするか、あるいは繰り返しケガをしたフリをしていたのではないかとシーラのことをずっと疑っていました。
ですが… 少女時代からシーラがよく転ぶドジっ子だった事が、過去編でわかりましたので…(ハンターハンター No.395)
おそらくシーラが、クルタ族のテリトリーの森で何度も転び、繰り返し、足をケガしていたのも作為的なものなどではなく、彼女がそれだけ本当にドジだったということなのでしょう。
シーラが大人になってもよく転ぶという子供の頃からの癖(?)がなおっていないというのは、普通なら笑い話ですむことですが…
彼女がプロのハンターを目指しているとなってくると、笑い話ではすまなくなってきますね!
ハンター試験の内容は、その年に試験官を任された者によって大きく変わってはきますが…
普通の生活の中でよく転ぶくらいの身体能力では、いつ、何度ハンター試験を受けたとしても合格ができるとは思えませんよね!
それでもシーラはプロハンターになっている!?
とはいえ… 念願のプロハンターになっていたシーラが、幻影旅団のメンバーと意外なかたちで再会する(もしかしたら敵対?)とか…
クラピカと再会をはたすなんていう展開もありそうな気はするんですよね!
もしもシーラがプロハンターになれていたとしたら、弱点である身体能力とドジさをシーラは血のにじむような努力によって改善していたということなのでしょう!
なおシーラは、クルタ族のテリトリーである森から去る際に
クラピカ パイロ 色々とありがとう
足のケガも大分良くなってきたのでワタシはそろそろ旅に戻ります
いつか外の世界で会えるといいね
その時ワタシはプロハンターになれてるといいな
楽しみにしてるよ バイバイ!!
というクラピカとパイロに宛てた手紙を残していました。(ハンターハンター0巻 No.0)
シーラがハンターになれていたとしてもなれていなかったとしても…
シーラがハンターになれていたとしてもなれていなかったとしても…
もしも彼女が生きていたとしたら、「ハンターハンター」の物語にまた登場してくる可能性は極めて高いのではないかと思います。
そして… クロロをはじめとする幻影旅団の者たちとクラピカの両方のことを知っているシーラが、もしかしたら「ハンターハンター」の物語の重要な鍵を握っている可能性もありそうな気がします。
ただ… シーラが、どんな役割を担ったとしても…
冨樫義博氏は「HUNTER×HUNTER」0巻(No.0)に掲載されている「冨樫義博 一問一答」で「今後、クラピカは、幻影旅団はどうなるでしょうか?」という問いに
「全員死にます。」
と応えておられるので、幻影旅団の者たちもクラピカも最終的には皆、命を失うことになるのでしょうが。
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※この記事は
・「劇場版HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」の来場者特典=「HUNTER×HUNTER」0巻(No.0)
・集英社刊ジャンプコミックス・冨樫義博著「HUNTER×HUNTER」1~37巻(No.1~No.37)
・集英社刊ジャンプコミックス・冨樫義博著「HUNTER×HUNTER ハンター協会公式発行 ハンターズ・ガイド」
などを資料にしています。
本文中( )内にハンターハンター○巻 No.○とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。