呪術廻戦考察 術式の性能では僕の方が圧倒的に上だと五条悟はなぜ言った?
五条悟が「術式の性能では僕の方が圧倒的に上だ」と言っていた!
週刊少年ジャンプ2023年29号に掲載された「呪術廻戦」第226話では、宿儺が展開した領域の中で伏魔御廚子(ふくまみずし)の斬撃を受け続けながら五条悟が
「ああ……… 良かったよ……… 術式の性能では僕の方が圧倒的に上だ」
と心の声で言っていましたね!
絶え間なく続く伏魔御廚子の斬撃を受け続けながら、なぜ五条悟は、「術式の性能では僕の方が圧倒的に上だ」と言っていたのでしょうか?
宿儺が領域展開した「伏魔御廚子」(ふくまみづし)は、必中効果範囲内の呪力を帯びたモノには、呪力差・強度に応じ、一太刀で対象を卸す斬撃「捌」(ハチ)…
そして、呪力のないモノには、通常の斬撃「解」(カイ)が絶え間なく浴びせるというもので…
五条悟と同じ六眼持ちの無下限呪術使いだった五条家の当主を絶命させたと思われる魔虚羅(まこら)こと八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)をも倒したモノなんですけれどもね!(呪術廻戦14巻 第117話)
五条悟は展開した領域を壊されてしまっていた!
五条悟と宿儺が、同時に領域展開を行った時、五条悟の領域の結界内では、2人の必中命令が重複し、打ち消し合う互角の状態になっていましたが…
他の者の領域とは異なり、結界で空間を分断しない「伏魔御廚子」の領域の効果範囲が、五条悟の領域の外郭より外側に達した時…
五条悟の領域は、外側からの攻撃によって破壊されてしまいました。(呪術廻戦 第225話)
ですから… 結界で空間を分断せずに領域展開ができるという点において宿儺は、五条悟を圧倒的に上回っていたわけで…
そのために領域を破壊されることになった五条悟もその事は、重々承知していたはずです。
そして、だからこそ「術式の性能では僕の方が圧倒的に上だ」と心の声で言っていたのでしょうが…
五条悟にそう言われてしまうほど、宿儺の術式の性能は、五条悟の術式の性能を下回ってしまっていたでしょうかね?
術式の性能では僕の方が圧倒的に上だと五条悟に言われてしまった宿儺
五条悟は「伏魔御廚子」で致命傷は負わされずにいたから…
「伏魔御廚子」は、必中効果範囲内の呪力を帯びたモノには、呪力差・強度に応じ、一太刀で対象を卸す斬撃「捌」を絶え間なく浴びせるはずですが…(呪術廻戦14巻 第119話)
斬撃「捌」を絶え間なく浴びせられるようになって五条悟は、反転術式による回復をずっと続けても、文字どおり絶え間なく傷を負うようにはなっていましたが…
それでも、致命的なダメージを負うことはなく、凌げてはいました。(呪術廻戦 第226話)
ですから、五条悟は、結界を必要としていため、領域を外側から破壊されてこそしまったものの自分の領域展開「無量空処」(むりょうくうしょ)の方が…
自分に致命的なダメージをなかなか与えることができずにいる宿儺の「伏魔御廚子」よりも「術式の性能」では圧倒的に上だと思っていたのではないでしょうかね!?
もしも「無量空処」が宿儺に襲いかかっていたら?
では… 五条悟が「術式の性能では僕の方が圧倒的に上だ」と心の声で言っていたくらいですから…
もしも「無量空処」が宿儺に襲いかかっていたとしたら、宿儺に致命的なダメージを与えることができていたのでしょうか?
できていた可能性もあると思いますが… 伏黒恵の体を乗っ取ったことにより、十種影法術(とぐさのかげぼうじゅつ)で魔虚羅を呼び出すことができるようになった宿儺は…
あらゆる事象への適応を可能にしてしまっているのかもしれません!
もしも、宿儺が、あらゆる事象への適応を可能にしていたとしたら、五条悟の「無量空処」も宿儺に致命的なダメージを与える事はできなかったかもしれませんね!?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~22巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦刃公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
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