呪術廻戦考察 宿儺が伏黒恵の体を乗っ取って羂索は命拾いしていた!
宿儺の「檻」になっていた虎杖悠仁に具体的な役割はないと言っていた羂索
薨星宮(こうせいぐう)直上に乗り込んできた羂索が、脹相と戦い始めた時、脹相に
「悠仁に何をさせるつもりだ」
「悠仁で何を企んでいる」
と問われると羂索は
「……うーん アレは具体的に役割があるわけじゃ……」
「まぁ強いて言えば器であることが役割で 既にそれは済んでいるからね 虎杖悠仁は始まりの狼煙なんだ」
「アレが宿儺と生き続ける限り 呪いの連鎖は止まらない 新時代の台風の目なんだ」
と応えていました。(呪術廻戦23巻 第203話)
羂索の言葉を信じれば、宿儺にとって「器」ではなくて「檻」になっていた虎杖悠仁から宿儺を解放する気は羂索には全くなく…
羂索は、宿儺のことをいつまでも「檻」となっている虎杖悠仁に閉じ込めておくつもりだったという事になりそうですね!
宿儺が伏黒恵の体を乗っ取り、「檻」から出ていたために羂索は命拾いした
獄門彊に封印されていた五条悟は、封印を解かれると、すぐに羂索のところに向かいました。
夏油傑の体を乗っ取っている羂索の命を奪い、夏油傑の肉体を弔うためにです。
ですが、宿儺によって阻止されたため、五条悟は、羂索の命を奪う事はできませんでした。(呪術廻戦 第221話)
12月24日、五条悟と宿儺の対決がこれから始まろうとしていた時に裏梅から「鬱陶しい さっさと去(い)ね!」と言われた羂索が
「仕方ないだろ 今日まで宿儺から離れたら五条悟に殺されちゃうとこだったんだから」
と言っていましたから…(呪術廻戦 第222話)
もしも、宿儺が一緒にいなかったら、羂索は、獄門彊の封印から解放されるとすぐにやって来た五条悟によって命を奪われてしまっていたわけですよね。
ということは… 宿儺が、伏黒恵の体を奪うことによって、「檻」となっていた虎杖悠仁から離れていたお陰で羂索は命拾いをしていたという事になりますね!
羂索が命拾いしたのは宿儺が伏黒恵の体を乗っ取るという想定外の行動に出たため
羂索にとって五条悟が封印から解放されてしまった事が想定外
用意周到に策を巡らし、五条悟を獄門彊に封印することに成功した時には、羂索は、五条悟が、封印から解放されてしまう事など想定していなかったはずです。
封印を完了する直前に羂索が五条悟に
「心配しなくても封印はその内解くさ 100年… いや1000年後かな」
などと言っていましたから(呪術廻戦11巻 第90話)それは間違いないでしょう。
ですが、天元を取り込んだ事によって獄門彊裏の存在を知り、封印を解かれる可能性がある事に羂索は気づいたわけですが…
封印を解かれた場合には五条悟を絶命させられるように羂索は、獄門彊を日本海溝に置いてきましたが…
それでも五条悟は、封印から解放されると羂索のところにやって来てしまいました。(呪術廻戦 第221話)
羂索にとって運が良かったのは五条悟復活の前にもう一つの想定外が起こっていた事!?
羂索にとって運が良かったのは、五条悟が封印から解放され、しかも獄門彊を日本海溝に置いてきたにも拘わらずに復活した五条悟が、自分のところにやって来るという想定外が起きる前に…
宿儺が伏黒恵の体を奪って虎杖悠仁という「檻」から出るというもう一つの想定外が起きていた事ですよね!
もしも、羂索が想定していたとおりに宿儺が、ずっと虎杖悠仁という「檻」の中に閉じ込められていたとしたら…
五条悟は、宿儺に阻止される事なく、羂索の命を奪っていたはずですから、そういう事になるはずです!
羂索が作った虎杖悠仁という「檻」を宿儺が破ってしまうという想定外が起きていたために羂索が命拾いできていたというのは、なんとも皮肉な巡り合わせですね!
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~23巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦刃公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
本文中( )内に呪術廻戦○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。