呪術廻戦考察 宿儺が羂索に寄っている「何かしらの縛り」とはいったい何?
宿儺は「何かしらの縛り」があって羂索に寄っていると五条悟は思った
獄門彊への封印から解放された五条悟が、真っ先に向かったのは羂索のところでした。
親友・夏油傑の肉体を弔うために夏油傑の体を乗っ取っている羂索を倒すつもりだったためです。
しかし、宿儺によって妨害されたために五条悟は羂索を倒すことができませんでしたが、その時に五条悟は
「こっちは傑の肉体を弔いに来たのに……… 何かしらの縛りだとは思うが ここまで宿儺が傑の中の奴に寄ってるとはな……」
「あー面倒くせえ」
と心の声で言っていました。(呪術廻戦 第221話)
縛りがなければ宿儺が羂索を守ったとは思えない
羂索は、宿儺から離れてしまえば五条悟に命を奪われてしまうために五条悟と宿儺が対決することになった12月24日までずっと宿儺と一緒にいたようですが…(呪術廻戦 第222話)
もしも五条悟のいう「何かしらの縛り」がなかったとしたら、宿儺が羂索を守ろうとしたとは思えません。
ですから、五条悟が、そう感じていたとおりに実際に宿儺は、「何かしらの縛り」によって羂索を守らなければならないようになっていたのでしょう。
では… 宿儺が羂索に寄ることになった「何かしらの縛り」とは、いったいどのようなものだったのでしょうか?
考えていってみたいと思います。
宿儺が羂索に寄っている「何かしらの縛り」として考えられるのは?
宿儺が呪物になったのは…
呪術全盛の時代に最強を誇った宿儺が、呪物となり、後の世の人間に受肉して蘇ることにしたのは…
最強の宿儺といえども老化、もしくは病による絶命を免れることはできなかったためでしょう。
宿儺は、羂索の手を借りて自分の魂を呪物として20本の指に切り分けた時、その一度の機会で呪物への成り方を修得してしまったようですが…(呪術廻戦 第228話)
それ以前のまだ呪物への成り方を修得していなかった宿儺は、老化もしくは病によって絶命が近づいた時に再び蘇るためには、魂から呪物を成す術を修得していた羂索に頼るしかなかったはずです。
となりますと… 羂索の力を借り、呪物にならない限りは、後の世で蘇ることができなかった宿儺としては、絶命の時が迫っていた時に羂索に頼らざるを得ず…
そのために羂索が力を貸すための条件として出してきた「何かしらの縛り」を承諾しないわけにいかなかったのではないでしょうか?
羂索が宿儺に課した「何かしらの縛り」とは?
では… 上記の推察が的を射たものになっていたとしたら、羂索が宿儺に課した「何かしらの縛り」とは、いったいどんなものだったのでしょうか?
宿儺は、他者との関わり方について鹿紫雲一に
「食らいたい時に食らう 目障りならば殺す 面白ければ遊んでやるだけだ」
と語っていましたが…(呪術廻戦 第238話)
羂索としては、宿儺に目障りだと思われるのも遊び相手に選ばれるのも絶対に避けたかったはずですから…
まず自分には絶対に危害を加えられないように「縛り」を設定したのではないかと思います。
とはいえ… 宿儺が羂索に危害を加えられないように「縛り」を設定しただけだったとしたら…
五条悟が羂索の命を奪いにやって来た時に宿儺が羂索のことを守ってやる必要はなかったはずですね!
ですから、羂索は、宿儺.に自分に危害を与えられないように「縛り」を設定するだけではなく…
宿儺が羂索を守らなければならなくなるようにも「縛り」を設定しておいたのではないでしょうかね?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~24巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦刃公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
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