呪術廻戦考察 式神の軌道に不可侵の結界を張る術式とは…
乙骨憂太の領域展開「真贋相愛」
週刊少年ジャンプ2024年10号に掲載された「呪術廻戦」第249話「人外魔境新宿決戦㉑」では宿儺との新宿決戦についに乙骨憂太が参戦しました!
そして、乙骨憂太の領域展開「真贋相愛」が呪術廻戦ファンの間で話題になっていましたが…
「呪術廻戦」第250話では、この乙骨の展開した「真贋相愛」という領域が
・模倣(コピー)し、ストックしている術式の中の一つを選び、必中術式として結界に付与する事ができる
・それ以外の術式は領域内の刀にランダムに宿っていて、乙骨だけが、その宿っている術式を使う事ができる
・どの術式がどの刀に宿っているのかという事は、乙骨も刀を手にするまではわからない
・術式を一度解放した刀は消滅してしまうが、刀の本数に制限はない
といったものであると明かされているようです!
乙骨が式神の軌道に不可侵の結界を張る術式を使っているようだが…
そして… 「呪術廻戦」第250話では乙骨憂太が、「真贋相愛」の結界に天使の「邪去侮の梯子」を必中術式として付与した上で
・烏鷺亨子(うろたかこ)の空間を面で操る術式
・式神の軌道に不可侵の結界を張る術式
・狗巻棘の「呪言」
・シャルル・ベルナールの未来予知ができる術式
などを使っているようです!
このうちの「式神の軌道に結界を張る術式」が元々誰の術式で、どんな術式なのかがピンとこない人もいたようですが…
この「式神の軌道に結界を張る術式」は乙骨憂太が死滅回游の仙台結界(コロニー)で倒したドルゥヴ・ラクダワラの術式です。
ドルゥヴ・ラクダワラの式神の軌道に不可侵の結界を張る術式
ドルゥヴ・ラクダワラとは
ドルゥヴ・ラクダワラは、石流龍(いしごおりりゅう)、烏鷺亨子、黒沐死(くろうるし)とともに四つ巴になっていた強者であり…
過去には倭国大乱で単独で列島制圧を成し遂げたという実績があります。
倭国大乱は2世紀後半に起こったとされている争乱ですから、ドルゥヴ・ラクダワラは2世紀に生きていたということになりますね!
そして、受肉は二度目だったようですが… 少なくとも一度目の受肉は、羂索とは無関係に成されたという事に年代的になりそうですね!?
「式神の軌道に不可侵の結界を張る術式」=「式神の軌跡を自らの領域とする術式」
「呪術廻戦」第250話では、乙骨が模倣(コピー)して使っている術式のことを宿儺が心の声で「式神の軌道に不可侵の結界を張る術式」と言っているようですが…
ドルゥヴ・ラクダワラの初登場時、その術式のことが
「自立型の二種の式神 その式神の軌跡を自らの領域とする」
と説明されていました。(呪術廻戦20巻 第173話)
そして、そのドルゥヴ・ラクダワラの術式を乙骨憂太が模倣(コピー)して烏鷺亨子を相手に使った時、烏鷺は
「これは… 式神の軌跡を領域とするドルゥヴの術式!!」
と心の声で言っていました。(呪術廻戦20巻 第178話)
「式神の軌道に不可侵の結界を張る」というのと「式神の軌跡を自らの領域とする」というのは表現は微妙に違っていますが…
同じ事象(術式の内容)を言い表しているものですね。
そして、どちらもどのようなものなのかを誰にでもすぐに理解できるような表現ではなかったかもしれませんが…
式神の軌道(軌跡)の内側が不可侵の結界となり、その結界の中にいる者がダメージを受けるようになるという事なのでしょうね!
実際、軌道(軌跡)の内側にいた烏鷺亨子は、身体にダメージを受けていましたからね!(呪術廻戦20巻 第178話)
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~25巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦刃公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
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