鬼舞辻無惨とディオ・ブランドー 人間ならざる二人を徹底比較 鬼滅の刃考察
ディオ・ブランドーなくして鬼舞辻無惨なし
「鬼滅の刃」が「ジョジョの奇妙な冒険」の影響を非常に強く受けていること…
そして、鬼舞辻無惨というキャラクターが、「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するディオ・ブランドーからの影響を非常に強く受けていることは、疑いようがありません。
その影響の受け方は… ディオ・ブランドーなくして鬼舞辻無惨なしと言っても過言ではないほどのものだと私は思っています。
で… 今回は、鬼舞辻無惨とディオ・ブランドーのことを徹底的に比較していこうと思っているのですが…
「ジョジョの奇妙な冒険」を、そして、ディオ・ブランドーというキャラクターのことを知らない人にも問題なく読んでもらえるものにさせていただきます。
ディオ・ブランドーとは
「ジョジョの奇妙な冒険」は1986年から現在までにPart1からPart8まで描かれてきましたが…
ディオ・ブランドーは、このうちのPart1=第一部とPart3=第三部でラスボスとなっています。
第一部で人間の頭部を骨針で尽き、人間を吸血鬼に変える石仮面をかぶり、吸血鬼となり、第一部の主人公ジョナサン・ジョースターと死闘を繰り広げます。
第三部では、ジョナサンの首から下の肉体を乗っ取り、約100年の間、海の底で眠っていたディオが復活します。
そして、新たなる能力スタンドに目覚め、その能力で止まった時の中で動けるようになったディオは、配下のスタンド使い達を次々に刺客として第三部の主人公・空条承太郎達に対し差し向けますが…
最終的にディオは、自分との戦いの中で自分と同じように止まった時の中で動けるようになった承太郎に敗れ、消滅します。
鬼舞辻無惨とディオ・ブランドーの共通点とよく似たところ
人間として生まれ、人間ならざる者になった
鬼舞辻無惨は、医者に与えられた薬によって鬼になりましたが…(鬼滅の刃15巻 第127話)
ディオ・ブランドーは前述しましたように人間の頭部を骨針で尽き、人間を吸血鬼に変える石仮面をかぶり、吸血鬼になりました。
極めて傲慢
鬼舞辻無惨が、傲慢この上なかったことは、この記事を読んでくださっているような「鬼滅の刃」ファンの人には改めて説明する必要はないでしょうが…
ディオ・ブランドーもまた鬼舞辻無惨に負けないくらいに傲慢でした。
鬼舞辻無惨もディオも、人間ならざる存在となった自分のことを人間を超えた存在であると自認し、人間を自分よりも下等な存在として見下し、傲慢になっていたようです。
不死に近い存在となったが、太陽の光を苦手にしている
鬼となってからの鬼舞辻無惨は、不死に近い存在であり、平安時代から1000年の時を生きてきましたが…
ディオ・ブランドーもまた吸血鬼となり、不死に近い存在になりましたが、太陽の光を浴びれば消滅してしまうのは、鬼舞辻無惨や鬼たちと同様でした。
人間をゾンビにするディオ・ブランドー、人間を鬼にする鬼舞辻無惨
鬼舞辻無惨は、人間を鬼にすることができましたが…
吸血鬼であるディオに血を吸い取られた者は、ゾンビとなっていました。
鬼舞辻無惨とディオ・ブランドーの異なる点
太陽を克服することにこだわった鬼舞辻無惨とこだわらなかったディオ・ブランドー
鬼となった鬼舞辻無惨も吸血鬼となったディオ・ブランドーも太陽の光を浴びると消滅しててしまいましたが…
鬼舞辻無惨が太陽の光を克服し、昼間も太陽の光の下で行動できるようになることにこだわったのとは対照的に…
ディオは、特に太陽の光を克服しようとしていたようではありませんでした。
「ジョジョの奇妙な冒険」で太陽の光を克服することにこだわり、ついには実際に大将の光を克服してしまったのは、Part2=第二部のラスボスであるカーズですが…
このカーズもまた鬼舞辻無惨と様々な共通点が見出せるキャラクターですので、いずれまたそのことも記事にさせていただこうと思っています。
親友がいなかった鬼舞辻無惨と親友がいたディオ・ブランドー
鬼舞辻無惨には、親友、友達と呼べるような者は全くいませんでしたが…
ディオ・ブランドーには、親友がいたことが「ジョジョの奇妙な冒険Part6 ストーンオーシャン」で判明しました。
そして、このディオの親友=エンリコ・ブッチ神父は、ディオの意志を継ぎ、「天国へ行く方法」を実践しようとしましたが…
そのへんのところを詳しく説明し出すと、物凄い文章量になりそうですが、「鬼滅の刃」とは特に関係ないことなのでやめておきます。
この記事は
集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」
集英社刊ジャンプコミックス・荒木飛呂彦著「ジョジョの奇妙な冒険」1~63巻、「ジョジョの奇妙な冒険Part6 ストーンオーシャン」1~17巻
などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。