軀は飛影からプレゼントを貰ってから弱くなったのではないか? 幽☆遊☆白書考察
軀の強さの源は「迷い」だった!
魔界屈指の強さ…というか幽☆遊☆白書に登場する全キャラの中で最強候補となる強さを誇る軀(むくろ)ですが…
その軀の強さの源となっていたのは「迷い」だったようです。
軀は元々は奴隷商人・痴皇(ちこう)の玩具奴隷で生まれてすぐに痴皇が遊びやすいように腹を改造されていました。
そして、痴皇の興味を殺ぐために軀が自ら酸をかぶると… 痴皇はアッサリと軀を捨てました。
しかし… 圧倒的な強さを手に入れた後も軀は、痴皇の命を奪わずにいました。
痴皇への復讐をしようとするたびに痴皇が昔、気まぐれに見せた自分への優しさが軀の脳裏に浮かんだためです。
軀から記憶を見せられたことによって、その事を知った飛影は軀に
「お前が強くなれたのは呪いのおかげじゃない 迷いのせいだ」
「あわれな野郎だ」
と言って軀を怒らせ、強烈な一撃をくらっていました。(幽☆遊☆白書19巻 SPECIAL DAY)
軀への飛影からのプレゼントは寄生植物を寄生させた痴皇
軀が痴皇に対して殺意を抱きそうになると痴皇が自分に優しくした時の光景が脳裏に浮かぶようになっていたのは、痴皇が軀に催眠術をかけていたためでした。
痴皇は催眠儒によって軀の記憶にニセの想い出を何度もすりこむ事によって軀が痴皇に殺意を抱きそうになると、そのニセの記憶が蘇るようにして復讐防止用の安全弁にしていたのでした。
その事を見破った飛影は、宿主の肉体と完全に融合し、宿主が傷つけば、その傷を治してしまう寄生植物ヒトモドキを蔵馬に用意させ…
そのヒトモドキを痴皇に寄生させて軀にプレゼントし
「宿主の脳を破壊しない限り半永久的に生き続けるそうだ 好きなだけ切り刻め きがすめば殺したらいい」
と言っていました。(幽☆遊☆白書19巻 SPECIAL DAY)
飛影からのプレゼントを貰った後、軀は弱くなってしまったか?
飛影からのプレゼントで軀から「迷い」が無くなった?
寄生植物ヒトモドキを寄生させた痴皇というプレゼントを貰ったことによって軀からは「迷い」が無くなったという事になると思います。
軀にとっての復讐対象とは幼少時代の自分を淫らな欲求を満たすための玩具にしていた痴皇であり…
痴皇に対して殺意を抱きそうになると痴皇が自分に優しくしてくれた時の記憶が蘇るためにずっと迷い続けてきたわけですからね。
「迷い」が無くなった軀は強さの源を失ってしまった!?
軀の強さの源になっていたのは、復讐対象である痴皇に復讐ができずにいる状態に自分をさせてきた「迷い」だったわけですから…
飛影からのプレゼントを受け取ったことによって「迷い」が無くなった軀は、もしかしたら彼女を強くさせていた強さの源を失ってしまったという事になるかもしれません。
そうだとすれば、強さの源が無くなってしまったことによって軀は、その後、弱くなっていってしまったのかもしれないですね!?
軀の強さは精神状態に大きく左右されるようだし…
魔界統一トーナメントで軀が煙鬼に負けたことについて時雨(しぐれ)が
「だが拙者 少々解せん たしかに煙鬼も強かったが軀様が本気を出せば倒せない相手ではなかったはずだ」
と疑問を口にすると、それを聞いた奇淋(きりん)が
「いや… あの時はあれが軀様の全力だったのさ」
「あの方の強さは精神状態に大きく左右される あんな和やかな大会では最高時の半分くらいの力がせきの山だろう」
「多分これから先もあの方の真の強さを見ることはかなわぬだろうな あの方の目は信じられない程穏やかになってしまわれた」
と言っていました。(幽☆遊☆白書19巻 SPECIAL DAY)
もしも「迷い」が無くなったことによって軀が急速に弱くなってしまうことはなかったとしても…
少なくとも「迷い」が無くなったことで更に穏やかになった軀が、もう以前のような凄まじい強さを発揮することはなくなってしまったのではないでしょうかね!?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・冨樫義博著「幽☆遊☆白書」1~19巻を資料にしています。
本文中( )内に幽☆遊☆白書○巻 「○○○」とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。