幽☆遊☆白書考察 桑原よりも強いという姉・静流の強さについて考える
桑原は姉・静流が自分よりも強いと思っていた！
テリトリー「模写」（コピー）の能力者＝柳沢が、桑原の姿になっていた時…
飛影、蔵馬、桑原、ぼたんの四人の中の誰がニセモノなのかを見破らなければならなくなった幽助に「それじゃおめーの姉貴の名前は」と訊かれると、桑原の姿になっていた柳沢は
「静流（しずる）だ こないだ18になった 好きな男のタイプ文太さん健さん オレより強い」
と応えていました。（幽☆遊☆白書13巻 残る二人の能力!!の巻）
柳沢の能力「模写」（コピー）は、相手の姿形、声紋、指紋などだけでなく、記憶や性格までも完全にコピーできるというものでしたから…（幽☆遊☆白書13巻 残る二人の能力!!の巻）
この時の柳沢の言葉は、そのまま桑原の言葉であり、もしも本物の桑原が、幽助から同じ事を訊かれていたら、同じ事を応えていたものと考えていいと思います。
つまり、早い話が桑原は、自分よりも姉・静流の方が強いと思っていたということです！
もしも本当に桑原よりも姉・静流の方が強いとしたら…
この時点での桑原は、暗黒武術会の優勝チームの一員になっており、決勝では、戸愚呂兄に勝利していましたが…
もしも、本当に桑原よりも姉・静流の方が強いのだとしたら、桑原ではなく静流が浦飯チームの一員になっていたら、浦飯チームの戦力はアップしていたという事になりますが…
はたして本当にそうなのでしょうか？
今回は、この件について考えていってみたいと思います。
桑原の姉・静流は本当に弟・和真よりも強い？ 妖怪とも戦えた？
姉・静流の方が自分より強いというのは桑原の思い込み!?
桑原の記憶と性格を完璧にコピーした柳沢が、静流のことを「オレより強い」と言っていたわけですから…
桑原が姉・静流のことを自分よりも強いと思っていたことは絶対に間違いがありません。
ですが… 桑原が、姉・静流の方が自分よりも強いと思っていたからといって、それが真実であるとは必ずしも限りません。
静流は、姉御肌で、武闘派という側面も持っているでしょうから、おそらく幼少期から３歳年下の弟である桑原（和真）をボコボコにすることがあったのでしょう。
そして… 幼少期から何度も何度も姉・静流にボコボコにされるうちに桑原は
「姉黄はオレより遥かに強い」
「オレは姉貴には絶対に勝てない」
と思い込むようになってしまっていたのではないでしょうかね？
もしも、そのとおりだとしたら、実際には、姉・静流の強さは桑原よりも劣っているのに、それにも拘わらず桑原は、姉・静流が自分よりも強いと思い込んでしまっている可能性もありますね!?
静流が桑原よりも強いのは、あくまで「姉補正」がかかる範囲の中でだけ!?
また… 姉・静流が桑原よりも強いのは、「姉補正」がかかる範囲の中だけでということも考えられそうです。
桑原は、粗暴な面もなくはありませんが、実は心やさしい男ですし、幽助よりも遥かに常識人でもあります。
ですから、自分よりも目上で、女性の姉・静流を相手にケンカをしたとしても、知らず知らずのうちに力をセーブしてしまっていて…
その結果、いつも姉・静流にボコボコにされてしまっていたのかもしれませんね!?
ですから、「姉補正」がかからないところでの本当の強さでは、姉・静流よりも桑原の方が、ずっと上なのかもしれません。
実際に桑原よりも姉・静流の方が強いという可能性も…
おそらく、桑原よりも姉・静流の方が強いというのは、桑原の思い込みか「姉補正」がかかる範囲の中だけでの話で、実際には姉・静流よりも強い可能性が高いだろうとは思います。
ですが… 桑原の思い込みでも「姉補正」がかかる範囲限定でもなく、実際に桑原よりも姉・静流の方が強いという可能性も０ではないようにも思えます！
ですから… ケンカだけではなく、霊感も桑原以上に強いという静流ならアイテムなしで戸愚呂兄に勝ってしまった可能性も…
桑原が暗黒武術会で負けた鈴句、死々若丸、鈴木に勝ってしまった可能性も０ではないと思いますが…
どうでしょうかね？
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・冨樫義博著「幽☆遊☆白書」1～19巻を資料にしています。
本文中（ ）内に幽☆遊☆白書○巻 「○○○」とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。
