呪術廻戦考察 仙台結界で宿儺と万が戦うようになったことが持つ意味は?
万と戦うためにわざわざ仙台結界に出向いた宿儺
宿儺が万(よろず)と戦うために自分からわざわざ万がいる仙台結界(コロニー)に出向くつもりだと知った時に羂索は、そのことを意外に思っていたようですが
「万はどうでもいい 用があるのは器の方だ」
「伏黒津美紀を破壊し 俺の中の伏黒恵を完全に沈める」
と宿儺が話すと羂索は納得していました。(呪術廻戦 第216話)
万が仙台結界にいた理由
万が仙台結界にいるとわかった時、その理由に思い至らず裏梅が「なぜ仙台に」と言うと羂索は
「あー君らってほんと 万は会津の人間だよ?」
「1000年ぶりに受肉したら まずは故郷を訪ねてみるのが人の常だろう 後は近場の結界(コロニー)へって……」
と言っていました。(呪術廻戦 第216話)
ですから、万が仙台結界にいた理由は、故郷である会津を訪ねた後、そこから最も近い結界(コロニー)が仙台結界だったからということになるのでしょうが…
作者・芥見下々氏が、宿儺と万が戦う舞台を仙台結界にしたのは、いったいなぜだったのでしょうかね?
その理由について考えていってみたいと思います!
仙台結界で宿儺と万が戦うことになったのはなぜなのか?
宿儺は仙台結界にやって来てすぐに石流龍を倒していたが…
宿儺は、仙台結界(コロニー)にやって来てすぐに出くわした石流龍(いしごおりりゅう)を呆気なく倒し、絶命させていましたが…(呪術廻戦 第216話)
死滅回游の泳者(プレイヤー)の中で最大の呪術出力を誇り、あの乙骨憂太と好勝負を繰り広げた石流龍でさえも呆気なく倒されてしまうところを描くことによって…
芥見下々氏は、宿儺の強大さを私たちに伝えようとしていたのかもしれませんね!?
もしも、そうだとすれば、宿儺と万が戦う舞台を仙台結界にしたのは…
「宿儺があっという間に石流龍を倒してしまうところを描くことによって宿儺の強さを示すため」だったということになるのかもしれませんが…
それも確かに間違いではないのかもしれません。
ですが、宿儺と万が戦う舞台として仙台結界が選ばれた理由は、何かそれだけではないように思えますね?
宿儺と万が仙台結界で戦うようになったのは乙骨憂太に何かをさせるため?
宿儺は、肉体を乗っ取り、自らの器とした伏黒恵の精神を完全に沈めるために伏黒津美起を破壊しようとしているわけですが…
宿儺の思惑どおりに伏黒津美紀が破壊されてしまうという展開は、あまりにもハードすぎ、あまりにもダークすぎなように思えますから…
さすがに伏黒津美紀が、実際に宿儺に破壊されてしまうことはないのではないでしょうかね?
となりますと… 宿儺によって破壊される寸前となってしまった伏黒津美紀の危機を乙骨憂太が救う…
つまり、乙骨憂太が、宿儺の伏黒津美紀破壊を阻止するという展開はあり得るような気がしますね!?
石流龍や烏鷺亨子(うろたかこ)と戦った後、乙骨憂太がどうしているのかはわかっていませんが…
まだ仙台結界に残っているという可能性もありそうですからね!
ですから、宿儺と万が戦う舞台が仙台結界となったのは、両者の戦いの後に乙骨憂太を登場させるためということも考えられそうですかね!?
虎杖悠仁は宮城県出身だから…
虎杖悠仁は宮城県の出身であり、仙台結界の中心は虎杖の杉沢第三高校時代の先輩である心霊現象(オカルト)研究会の佐々木の家から少し離れた所です。(呪術廻戦18巻 第160話)
となりますと… 宿儺と万の戦いの舞台が仙台結界になったのは、宿儺と万の戦いが、虎杖悠仁誕生の秘密に関わるものになってくるためなどということもあり得るかもしれませんね!?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~22巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦刃公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
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