呪術廻戦考察 宿儺が魔虚羅の法陣を頭の上に浮かべていることについて考える
宿儺が魔虚羅を呼び出すつもりでいるのかと思ったが…
「呪術廻戦」第217話は、御厨子を使わないと宣言した宿儺の頭の上に魔虚羅(まこら)こと八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)の法陣が浮かんでいるところで終わりました。
ですから、宿儺が魔虚羅を呼び出し、万(よろず)と戦わせるつもりでいるのではないかと思ってしまったのですが…
それは、全く違っていましたね!
魔虚羅の法陣を頭の上にずっと浮かべている宿儺
「呪術廻戦」第218話では、予想されていたように魔虚羅が呼び出されることはなく…
魔虚羅の法陣だけが、ずっと宿儺の頭の上に浮かんでいる状態でいましたね!
万は、宿儺の頭の上にずっと浮かんでいる魔虚羅の法陣のことを特に気にしなかったのか
「その頭の上にずっと浮かんでいるのは何なの?」
などと宿儺に訊いたりすることはありませんでした。
そして、宿儺も自分の頭の上に浮かべている法陣について特に何も言ったりはしませんでしたし…
「呪術廻戦」第218話では作品中で宿儺の頭の上に浮かんだ魔虚羅の法陣が、どのような働きをしているのかが解説されることもありませんでした。
宿儺が頭の上に法陣を浮かべていることには意味があるはず
ですが… 宿儺が、意味もなく魔虚羅の法陣を頭の上に浮かべているということは考えられませんから…
法陣は何らかの役割をはたしているはずですよね?
では、その役割とは、いったい何なのでしょうか?
考えていってみたいと思います!
宿儺はなぜ頭の上に魔虚羅の法陣を浮かべているのか?
魔虚羅は法陣を使ってあらゆる事象に適応していた!
渋谷で伏黒恵が呼び出した魔虚羅と戦った際に
「布瑠(ふる)の言(こと)とあの法陣は完全な循環と調和を意味する」
「推し測るにこの式神の能力は あらゆる事象への適応!! 最強の後出し虫拳!!」
と心の声で言っていました。(呪術廻戦14巻 第118話)
宿儺から攻撃を受け、魔虚羅が負った傷がすぐに癒えてしまっていましたが… それも、この「あらゆる事象への適応」のうちであり…
それを可能にしているのが、魔虚羅の背中の法陣だったのでしょう。
ですから… 宿儺は、魔虚羅の法陣を使い、ダメージを受けてしまったとしても、そのダメージをなかったことにでき…
更に戦っている相手の術師の呪力の効果を消してしまえるのではないかと思ったのですが、
それは違うのかもしれませんね!?
魔虚羅の法陣がありながら円鹿を呼び出した宿儺
宿儺が、式神「円鹿」(まどか)を呼び出した直後に万が
「液体金属の制御が離れてしまった……」
「なるほどね あの式神の能力は反転術式による治癒…… 液体金属に流れていた私の呪力を中和して消したのか」
と言っていました。(呪術廻戦 第218話)
万が、「円鹿」の能力や宿儺が「円鹿」を呼び出した理由を読み間違えていたとは思えませんから…
万が心の声で言っていたとおりに「円鹿」の能力は反転術式による治癒であり、宿儺は万の呪力を中和して消すためだったのでしょう。
ですが… あらゆる事象への適応が、魔虚羅の法陣によってできてしまうのなら…
宿儺は、「円鹿」を呼び出さなくても魔虚羅の法陣によって万の液体金属に流れる呪力を中和し、消してしまうことができたのではないかと思えますよね?
ですが… 実際には宿儺は、「円鹿」を呼び出し、その能力によって万の液体金属の呪力を中和し、消していたわけですから…
魔虚羅の法陣では、戦っている相手の術師の呪力の効果を消してしまうことはできないわけでしょうかね?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~22巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦刃公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
本文中( )内に呪術廻戦○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。