ジョジョの奇妙な冒険考察 ジョセフの老化はなぜ速かった?
波紋法を修得した者達の老化は遅いようだったが…
「ジョジョの奇妙な冒険」第二部の冒頭でスピードワゴンは、何十年かぶりに再会したストレイツォに対し
「ストレイツォさん それにしても あいかわらず若々しい とても同い年とは思えませんな 「波紋法」は生命のエネルギー」 いや うらやましいです」
と言っていました。(ジョジョの奇妙な冒険5巻 ニューヨークのジョジョの巻)
1952年に89歳で永眠したスピードワゴンは、この時(1938年)75歳くらいだったはずですが…
スピードワゴンと同年齢のストレイツォは、確かにスピードワゴンと比べると随分若く見えました。
そして、そのストレイツォから波紋法を教わったリサリサもまた「ジョジョの奇妙な冒険 第二部」の時点での年齢は50歳でしたが…
どこからどう見ても二十代後半くらいにしか見えませんでした。
ジョセフも69歳の時は十分若々しかった
そして、今回、その急速な老化ぶりについて取り上げることにしたジョセフ・ジョースターは…
波紋法を修得したジョナサン・ジョースター(ジョジョの奇妙な冒険第一部の主人公)の孫であり…
波紋法の達人であるリサリサ(本名エリザベス・ジョースター)の息子であり…
さらにジョセフ本人も厳しい修行の末に波紋法を修得していただけあって、69歳の時(ジョジョの奇妙な冒険第三部)は、その年とは思えないほどマッチョでエネルギッシュでした。
79歳のジョセフは急速に老け込んでしまっていた!
ところが… 第4部で79歳となったジョセフは、孫・空条承太郎に
「昔はけっこうマッチョな肉体をしていたが今は見る影もないがな……」
「ああ… 足腰は弱くなって杖をついている…」
「2年前 胆石除去の手術をしたし…… 白内障もわずらった……… 歯は総入れ歯で…… Tボーンステーキが食えないとなげいていたよ……… 頭もボケはじめている………」
と言われてしまうようになっていて…(ジョジョの奇妙な冒険33巻 レッド・ホット・チリ・ペッパーその②)
実際、登場したジョセフは、承太郎のその言葉どおりに老いてしまっていました。(ジョジョの奇妙な冒険33巻 レッド・ホット・チリ・ペッパーその④~)
波紋法を修得していながらジョセフの老化が速かったのはなぜなのか?
波紋は生命エネルギーを活性化させるはずだが…
波紋法は、独特の呼吸によって生命エネルギーを活性化させます。
そして、その生命エネルギーの活性化が、ストレイツォやリサリサの老化を遅らせていたわけですが…
なぜジョセフは、波紋法を修得していながら、79歳の時点であんなに老化してしまっていたのでしょうか?
第4部の舞台となっているのは1999年ですが… 現在もそうですが、1999年の時点でもジョセフよりもずっとずっと元気な79歳の人はたくさんいました。
波紋法など修得していなくても元気いっぱいな人はたくさんいるのに… なぜジョセフは波紋法を修得していながら、あんなに老け込んでしまっていたのでしょうか?
ジョセフは波紋の呼吸を続けていなかった!?
「ジョジョの奇妙な冒険第二部」の主人公だったジョセフは、柱の男達=カーズ、エシディシ、ワムウと戦うために波紋法を修得しました。
そして、エシディシとワムウを倒し、カーズを宇宙空間に追いやったわけですが…
柱の男達と戦うために波紋法を修得したジョセフは、エシディシとワムウを倒し、カーズを宇宙空間に追いやったことによって波紋の呼吸を辞めてしまったのかもしれませんね!?
まあ… 一度身についた波紋法の呼吸は、特に意識をしなくても身についたままとなってはいたのかもしれませんが…
ニューヨークの不動産王と呼ばれるようになってもジョセフが、波紋法の修行をずっと続けていたということは、まずなさそうですよね。
もしも、ジョセフがずっと波紋法の修行を続けていたら、79歳になってもジョセフが元気いっぱいでいたことは間違いないでしょうが…
ずっと波紋法の修業を続けていたらニューヨークの不動産王にはならなかったでしょうね!
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・荒木飛呂彦著「ジョジョの奇妙な冒険」1~63巻を資料にしています。
本文中( )内にジョジョの奇妙な冒険○巻 ○○○とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。