呪術廻戦考察 宿儺は術式が没収されないとわかっていたのか?
日車寛見の術式で宿儺は死刑となり没収は行われたが…
週刊少年ジャンプ2024年3号に掲載された「呪術廻戦」第245話「人外魔境新宿決戦⑰」では日車寛見の術式による裁判で宿儺が裁かれ…
宿儺に「死刑」判決が下され、日車寛見には斬られた者は例外なく死に至る「処刑人の剣」が与えられ、「没収」も行われました。
ですが… 日車寛見や高専側の術師たちの目論見どおりに宿儺が術式を使えなくなることはありませんでした!
なぜならば、「没収」は呪具に対して行われ、術式は没収されなかったためです!
日車寛見は「没収」がまず呪具に対して行われると知らなかったが宿儺は?
日車寛見は、自分の術式によって行われる裁判で「有罪」となった被告から「没収」が行われる時に…
被告が呪具を持っていた場合には、「没収」が呪具に対して適用され、被告は術式を没収はされないという事をどうやら知らなかったようです!
もしも、その事を知っていれば、宿儺が呪具を持った時点で術式を没収はできなくなるとわかったはずですが…
実際に「没収」が呪具に対して行われるまで日車寛見は、その事を全くわかっていなかったようですからね!
では… 日車寛見の術式で行われる「没収」が呪具を持つ者に対しては呪具に対して適用され、術式は没収されなくなるということを宿儺はわかっていたのでしょうか?
今回は、この事について考えていってみたいと思います!
宿儺は術式ではなく呪具が没収されるとわかっていた?わかってはいなかった?
宿儺は術式ではなく呪具が没収されるとわかっていた!?
宿儺は虎杖悠仁に受肉していた時に日車寛見の術式による裁判を体験していました。
ですから、宿儺は、裁判で裁かれ、「有罪」となった被告に対しては「没収」が行われる事も「死刑判決」が下されると日車寛見に「処刑人の剣」が与えられる事も全て知っていました。
その上で宿儺は、自分に対して「死刑」判決が下され、日車寛見が「処刑人の剣」を持つようになる事を望んでいたようで、裁判のルールを説明していた日車寛見に対して
「長い 小僧の中で領域のルールはすでに聞いている」
「興味があるのは あの剣だけだ 俺がいつなにしたかなどどうでもいい」
と言っていました!(呪術廻戦 第245話)
したがって… 宿儺は、自分に「死刑」判決が下され、日車寛見が「処刑人の剣」を持ち、「没収」が行われても十分に自分は戦えると思っていたという事なのでしょうから…
自分が呪具を持っていれば、「没収」は呪具に適用され、術式は失わないという事をわかっていたのではないでしょうかね?
術式の持ち主である日車寛見自身も知らなかった「没収」が術式に優先して呪具に対して行われるようになるという事を宿儺がわかっていたのだとしたら…
その理由は、宿儺と日車寛見の呪術師としてのキャリアの差ということになるのではないかと思います!
なにしろ日車寛見は、覚醒型の呪術師であり、術式を持つようになってから、まだ数か月しか経っていなかったのに対し…
宿儺は、呪術全盛の平安時代に最強の呪術師として君臨していた史上最強の呪術師なわけですから…
呪術や術式に対する理解では、宿儺が日車寛見を圧倒していて当たり前です!
そのために宿儺は、術式の持ち主である日車寛見にもわかっていなかった「没収」が術式より呪具に対して優先して行われるという事を理解していたのかもしれません!
宿儺は術式ではなく呪具が没収されるとはわかってはいなかった!?
ですが… 宿儺は「没収」が術式より呪具に対して優先して行われるという事を理解していたというわけではなく…
もしかしたら「没収」が術式に対して行われてもかまわないと思っていたという事も考えられるのではないでしょうかね?
日車寛見が、必殺の「処刑人の剣」を持ち、自らは術式を「没収」された状態になったとしても…
それでも日車寛見たちに勝てるという自信がある宿儺は、術式が「没収」されても全くかまわないと思っていたのかもしれないからです!?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~24巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦刃公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
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