善逸は自分のことを常識人だと思っているのか? 鬼滅の刃考察
常識をはずれた危ない人だった善逸
我妻善逸は、常識をはずれた行動が多かったですよね!
道端で初めて会った女性にいきなり抱きついて大声で
「頼むよ!! 頼む 頼む 頼む!! 結婚してくれ」
「いつ死ぬかわからないんだ俺は!! だから結婚してほしいというわけで!! 頼むよォーッ」
「助けてくれ!! 結婚してくれ」
などと言ってみたり…
炭治郎によって女の子から引き離されると
「その子は俺と結婚するんだ 俺のこと好きなんだから」
と言い出し… その女の子に
「いつ私があなたを好きだと言いましたか!! 具合が悪そうに道ばたで蹲っていたから声をかけただけでしょう!!」
と言われてもまだ
「俺のこと好きだから心配して声かけてくれたんじゃないの」
などと言ってしまっていたくらいですから…(鬼滅の刃3巻 第19話~第20話)
その常識からの外れ方は、ちょっと変な人などというレベルを遥かに超えていて、完全に危ない人レベルだと言っていいと思います。
善逸は自分以外の者の常識はずれには厳しい
ところが、ぞんな善逸が、自分以外の者が常識をはずれたことをするとツッコミを入れているんですよね!
自分だって十分に常識からはずれているくせに… 善逸は自分には甘く、人には厳しいタイプなんでしょうか?
それとも、自分が非常識であることに気づいておらず、自分のことを常識人だと想っているのでしょうか?
善逸が、他者の非常識ぶりにどんなふうにツッコミを入れていたかを振り返ってから考えていってみましょう。
他者にツッコミを入れている善逸を見ていると自分を常識人と思っているとしか…
宇髄天元、炭治郎、伊之助にツッコミを入れていた善逸
いきなり「俺は神だ!!」と言い出した音柱・宇髄天元のことを「やべぇ奴だ…」と想っていた善逸は
炭治郎:「具体的には何を司る神ですか?」
天元:「いい質問だ お前は見込みがある」
という炭治郎と天元のやりとりを聞いて「アホの質問だよ 見込みなしだろ」と思っていました。
そして、さらに…
「派手を司る神… 祭りの神だ」
と天元が言うのを聞いて善逸は「アホだな アホを司ってるな 間違いなく」と思っていました。
そして…
伊之助:「俺は山の王だ よろしくな祭りの神」
天元:「何言ってんだお前… 気持ち悪い奴だな」
という伊之助と天元のやりとりを聞いて
「いやアンタとっどこいどっこいだろ!! 引くんだ!? 同じような次元に住んでる奴に対しては嫌悪感があんだな…」
とツッコミを入れていました。(鬼滅の刃9巻 第71話)
天元、炭治郎、伊之助にツッコミどころがあったのは確かだが…
天元にも炭治郎にも伊之助にもツッコミどころがあったことは確かです。
ですから、善逸がツッコミを入れたくなる気持ちもわからなくはありませんが…
三人にツッコミを入れながら、善逸が自分だけはマトモだと思っていたことは間違いありません。
そして、いきなり女の子に抱きついて「結婚してくれ」と言った時の言動からすると善逸が、自分の非情式ぶりに気づいていないことも間違いありませんね!
ですから… 善逸は、人に厳しく自分に甘いというよりも人のことはちゃんとわかっているのに全然自分のことをわかっていないということなんでしょうね!
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
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