呪術廻戦考察 黒閃の威力は通常の2.5乗と設定されているが…
黒閃の威力=通常の2.5倍という設定がツッコミを呼ぶ
黒閃とは、打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した際に生じる空間の歪みであり…
その威力は、平均で通常の2.5乗とされています。(呪術廻戦6巻 第48話)
通常の2.5乗というのは、打撃の持つ破壊力と呪力の持つ破壊力を足したものの2.5乗という意味なのだと思われます。
芥見下々氏は、「倍」以上のインパクトを求め、
「10の2倍は20だけど10の2乗は100!! 倍より乗のが強い!!」
と思って黒閃の威力を「通常の2.5倍」ではなく「通常の2.5乗」と設定されたようですが…
「でも1の2乗は1ですよ 1の2倍は2だけど」
とツッコマレてしまったようですが…(呪術廻戦6巻 108ページ)
今回は、この「黒閃=通常の2.5乗」という設定について私もツッコンでみたいと思います!
黒閃が通常の2.5乗という設定へのツッコミ
単位が変わると2.5乗された数値はまるで違ってくる!
打撃や呪力の威力が、「mp」や「cp」という単位で示され、「10mp」=「1cp」であると仮定します。
打撃と呪力の通常の威力が「10mp」=「1cp」だった場合にその2.5乗である黒閃の威力を算出しますと…
単位が「mp」の場合は、10の2.5乗ということで黒閃の威力は約316mp=31.6cpということになります。
ところが、単位が「cp」の場合は1の2.5乗ということで黒閃の威力は1cpのままとなってしまうんですよね!
10mpと1cpは同じ威力を示しているはずなのに2乗をした時の値は全く違うものになってきてしまうんですよね!
元の値が1を下回ると黒閃の威力は通常以下になってしまう!
芥見下々氏は「でも1の2乗は1ですよ 1の2倍は2だけど」とツッコマレて
「1の呪力って何!?」と逆ギレしていたということですが…(呪術廻戦6巻 108ページ)
もしも打撃と呪力の通常の威力の値が、0.7とか0.8とか1を下回る値だった場合には、黒閃の威力は通常以下ということになってしまうんですよね!
こうしてツッコミながら考えていくと、「倍」と比べると「乗」って取り扱いが難しいということがわかってきますね!
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~18巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
本文中( )内に呪術廻戦○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。