呪術廻戦考察 「廻戦」という言葉を作ったのは作者・芥見氏?
「廻戦」という言葉は辞書には出ていない!
「呪術廻戦」という作品タイトルを構成しているのは「呪術」と「廻戦」という二つの単語ですよね?
で、「呪術」という言葉を辞書で調べると、そこには
■超自然的な存在の力を借り、望む事柄を起こさせること
といった説明がなされているのですが…
「廻戦」という言葉を辞書で調べようとしても、実は辞書には「廻戦」なんて言葉は載っていないんですよね!
(もしも載っている辞書があったら、ごめんなさいと謝ります。少なくとも私が調べた何冊かの辞書には「廻戦」という言葉は出ていませんでした)
ですから、「呪術廻戦」という作品タイトルを構成している二つの単語「呪術」と「廻戦」のうちの「廻戦」という言葉は…
作者・芥見下々氏が創作されたオリジナルな言葉なのではないかと推察されます。
「廻戦」の「廻」という文字が持つ意味は「回」と同じ!?
「廻」=「回」!?
漢字について特に詳しくはない私は、「呪術廻戦」の「廻」という字には何か特別な意味があるのではないかと思って調べてみたのですが…
どうやら「廻」という字が持っている意味は、もっと馴染みがある「回」という字と基本的に同じで…
■物の外側をまわる
■方向を変える
■めぐる
といったもののようです。
ですから、「呪術廻戦」という作品タイトルには、「呪術をめぐる戦い」「世界が変わる呪術による戦い」といった意味が込められているのではないかと推察できそうです。
ですが… 「呪術廻戦」の「廻戦」という言葉が持つ意味がトーナメントの一回戦、二回戦などの「回戦」と同じだとは思えませんよね!?
「呪術廻戦」の「廻戦」が「回戦」ではなく「廻戦」なのは、「呪術をめぐる戦い」「呪術によって世界が変わる様」を描いた作品「呪術廻戦」が…
「呪術回戦」というタイトルでは「呪術を使っての試合」みたいな実際の内容よりもずっとライトな印象を、そのタイトルから受けてしまったのではないでしょうか?
「廻戦」の「廻」は「輪廻」の「廻」
「呪術廻戦」の「廻」という字が使われている言葉に「輪廻」があります。
「輪廻」とは、命あるものが何度も生まれては亡くなり、生まれては亡くなりという転生を繰り返すことですが…
生まれては亡くなりを無限に繰り返す様を輪を描いて元に戻る車輪の軌跡に喩え、「輪廻」という言葉は生まれたようです。 もしかしたら「呪術廻戦」という作品タイトルには、「呪術をめぐり、はてしなく繰り返される戦い」といった意味合いも込められているのかもしれませんね!
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~18巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
本文中( )内に呪術廻戦○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。