呪術廻戦考察 虎杖は「逕庭」という言葉を知っていた!
自分の拳に「逕庭拳」と名前をつけた虎杖
虎杖は、自分の繰り出す拳が、一度の打撃で二度の衝撃を生み出していることについて五条から
「悠仁の呪力はさ 遅れてやってくるね」
「悠仁の瞬発力に呪力が追いついてない 呪力を留める技術も未熟だから軌跡に残りがち」
「それが逆に変則的な呪力の流れを作ってる 拳が当たったと認識した直後に呪力がぶつかってくる」
「つまり一度の打撃に二度の衝撃(インパクト)が生まれる」
と聞かされた時、即座に自分の拳に「逕庭拳」という名前をつけていましたね!(呪術廻戦3巻 第20話)
どうやら虎杖は、間違いなく知らない者が多いだろうと思われる「逕庭」という言葉を知っていたようですね!
もしも「逕庭」という言葉を知らなければ、自分の繰り出す拳が持っていた思わぬ特性を知ってすぐにその拳に「逕庭拳」と名をつけることはないはずですから… 虎杖が「逕庭」という言葉を知っていたことは疑いようがありません。
虎杖の語彙力が高くなければ「逕庭」という言葉を知っているはずがない!
「逕庭」とは隔たりのこと
語彙力がそれほど高くない私は、「逕庭」という言葉を知りませんでした。
それで調べてみて初めて「逕庭」とは
■二つのものの間にある隔たり
■大きな隔たり
■相違
などの意味を持った言葉であるということを知りました。
私は自分の語彙力が、それほど高い方だとは思ってはいませんが…
「逕庭」という言葉を知らなかったのは私の語彙力が異様に低すぎるからというわけではなく…
おそらく「逕庭」という言葉の意味を知っている人の方が稀なのではないかと思います。
虎杖は語彙力が高いから「逕庭」という言葉を知っていた!?
ですが… 虎杖は、自分の繰り出す拳が、一度の打撃で二度の衝撃を生み出すという特性を持っていることを五条から聞かされ…
その特性を生み出す要因となっていることが、打撃による衝撃と呪力による衝撃との間に隔たり(時間的な相違)が生じているためだと知り…
即座に「隔たり」「相違」といった意味を持つ「逕庭」という言葉を使い、自らの拳に「逕庭拳」という名前をつけていたわけですよね!
「逕庭」という言葉は、語彙力のそれほど高くない人間が、たまたま知っていたということは、まず考えられない言葉だと思いますから…
虎杖の語彙力が、かなり高いレベルにある可能性は非常に高いのではないかと思います。
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~18巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
本文中( )内に呪術廻戦○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。