呪術廻戦考察 魔虚羅に六眼持ちの無下限呪術使いの五条家当主がなぜ敗れた?
六眼持ちの無下限呪術使いだった五条家当主が魔虚羅に敗れている
伏黒恵は渋谷事変の際に魔虚羅(まこら)こと八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)を呼び出しましたが…
その時に五条悟との以下のようなヤリトリを思い出していました。
五条:「江戸時代? 慶長? 忘れたけどそん時の当主同士がね 御前試合で本気で殺(や)り合って両方死んだの」
伏黒:「その時の当主って……」
五条:「僕と同じ六眼持ちの無下限呪術使い ちなみに相手の術式は恵と同じ十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ) 僕の言いたいこと分かる?」(呪術廻戦14巻 第117話)
ですから、かつて五条悟と同じ六眼持ちの無下限呪術使いだった五条家の当主が、魔虚羅に敗れたことがあったのは間違いありません。
魔虚羅は確かに難敵ではあるが…
十種影法術最強の式神である魔虚羅は、あらゆる事象への適応を可能とする難敵ではありますが…
それでも渋谷事変の際には、宿儺に敗れていますし…(呪術廻戦14巻 第119話)
伏黒恵の肉体を乗っ取った宿儺に呼び出された時には、五条悟に敗れています。(呪術廻戦 第235話)
それにも拘わらず、五条悟と同様に六眼持ちの無下限呪術使いだった五条家の当主は、なぜ魔虚羅に敗れてしまったのでしょうか?
魔虚羅に六眼持ちの無下限呪術使いの五条家当主が敗れた理由
歴代の六眼持ちの無下限呪術使いの中でも五条悟は最強だった
無下限呪術は無限を現出し、全てのものの接触を阻む絶対不可侵のバリアではありますが…
あらゆる事象への適応が可能な魔虚羅が、この不可侵への適応をしてしまえば、不可侵は不可侵でなくなり、無下限呪術は絶対不可侵のバリアでなくなります。
実際、宿儺が呼び出した魔虚羅は、不可侵を中和無効化するように自らの呪力を変質させ、さらに術式対象を五条悟ではなく世界そのものまで拡張し、不可侵を攻略していました。(呪術廻戦 第236話)
それでも魔虚羅が五条悟に敗れたのは、五条悟が不可侵に適応されながらも発想と瞬発力によって「蒼」と「赫」によって「茈」を生み出すという戦法を繰り出したからこそでしたが…(呪術廻戦 第235話)
それができたのは、五条悟が、歴代の六眼持ちの無下限呪術使いの中でも最も術師としての高いセンスを持った最強の六眼持ちだったからこそなのではないでしょうか?
魔虚羅に敗れた六眼持ちの無下限呪術使いは…
ですから… 魔虚羅に敗れた五条家の当主は、五条悟と同様に六眼持ちの無下限呪術使いではあっても呪術師としてのセンス・力量は五条悟には劣っていたのでしょう!?
そして、そのために無下限呪術が現出する不可侵に魔虚羅に適応されてしまうと…
魔虚羅に対抗する術がなくなってしまい、その結果、魔虚羅に敗れたということだったのではないでしょうかね?
魔虚羅に敗れた六眼持ちの無下限呪術使いが弱いわけではない!?
もしもそのとおりであったとしても… 魔虚羅に敗れた五条家の当主が、六眼持ちの無下限呪術使いであるにも拘わらずに弱すぎたというわけではなく…
不可侵に適応されながらも魔虚羅を倒してしまった五条悟が、歴代の六眼持ちの無下限呪術使いの中でも術師としてのセンス・力量が傑出していたということなのではないでしょうかね?
とはいえ… あの羂索が、過去に二度敗れていたというくらいですから(呪術廻戦17巻 第145話)五条悟以前の六眼持ちも非常に強かったことは間違いないわけですが。
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~24巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦刃公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
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