呪術廻戦考察 日車寛見の没収は呪具が術式よりも優先する件について
日車寛見は没収で宿儺を術式が使えない状態にできると思っていたようだが…
日車寛見は、高専側の術師たちと話し合っていた時には、自分の術式によって行われる裁判で宿儺を有罪にでき、「没収」が実施されたることになったとしても…
十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)と伏魔御廚子(ふくまみづし)の両方の術式を没収できるかどうかはわからないと思っていたようでした。(呪術廻戦 第244話)
ですが… 「呪術廻戦」第245話では、宿儺に「死刑」判決が下され、「処刑人の剣」を手にした日車寛見が…
宿儺は、五条悟との戦いで十種影法術を失っているために「没収」は「伏魔御廚子」に対して行われるだろうと思っているようです。
おそらく日車寛見が十種影法術と伏魔御廚子の両方を没収できるかどうかはわからないと思っていたのは、五条悟によって宿儺が十種影法術を失ったと思われる状態になる前だったのでしょう。
ですが… 日車寛見の術式による「没収」は、どうやら宿儺の術式に対しては行われなかったようです!
没収は術式よりも優先し呪具に対して行われるよう!
日車寛見の術式によって「没収」が行われる事になったのに宿儺の術式が没収されなかった理由は…
どうやら対象が呪具を持っていた場合、「没収」が術式ではなく、呪具に対して行われるようになるからみたいです!
ですから… 宿儺は呪具を没収されたものの術式は没収されずに「伏魔御廚子」による攻撃を日車寛見たちに対して繰り出しているようです!
どうやら日車寛見は自分の術式による「没収」が、対象が呪具を持っていた場合、術式ではなく呪具に対して行われるようになる事を知らなかったようですが…
日車寛見は、呪具を持った術師と戦ったことが一度もなかったのでしょうかね?
日車寛見は没収が呪具が術式よりも優先する事をなぜ知らなかった?
死滅回游の泳者として102点を所持していた日車寛見
日車寛見は死滅回游の泳者(プレイヤー)として102点を所持していました。(呪術廻戦18巻 第158話)
この102点のうちの2点は非術師である裁判官と検事の命を奪って得たものだと日車寛見が話していましたから…(呪術廻戦19巻 第167話)
100点は術師の命を奪って得たもののはずですから… 二十人の術師の命を奪ったはずです。
また… 甘井凛の話によれば羽場も日車寛見にコテンパンに一度やられているという事ですから…(呪術廻戦)
日車寛見は命を奪った二十人の術師以外にも何人かの術師と戦っていたはずです。
日車寛見が戦った二十人以上の術師の中に呪具を持った者はいなかった!?
もしも日車寛見が戦った二十人以上の術師の中に呪具を持った者がいたとしたら…
日車寛見は、その術師と戦った時点で対象が呪具を持っていた場合、「没収」が術式に対してではなく呪具に対して行われるようになる事を知ったはずですね!
したがって… 日車寛見は、呪具を持った術師と戦ったことが、宿儺と戦うまで一度もなかったのだろうと思います。
死滅回游の泳者で呪具を使っていた者は…
死滅回游の泳者だった飛行機女、羽場、甘井凛、レジィ・スター、黄櫨折、針千鈞、麗美、髙羽史彦、天使、ドルゥグ・ラクダワラ、石流龍、烏鷺亨子、大道鋼、三代六十四は呪具を使ってはいませんでした!
シャルル・ベルナールの「G戦杖」は術式発動によって出現するもので呪具にはカテゴライズされないような気がしますが、もしかしたら呪具なのかもしれませんし、鹿紫雲一が持っていた棒状のモノは呪具だったのかもしれませんが…
死滅回游の泳者たちを見てみますと呪具を使う術師は、かなり少数派のように思えます。
ですから、日車寛見が宿儺と戦うまで一度も呪具を持った術師と戦ったことがなく…
そのために「没収」が呪具を持った術師からは術式ではなく呪具に対して行われると知らなかったのも特におかしな事ではないのかもしれません。
※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~24巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦刃公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
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