鬼滅の刃考察 なぜ不死川実弥は禰豆子を生かすことに強く反対した?
禰豆子を生かすことに最も強く反対したのは不死川実弥だった
禰豆子を生かすことには、炎柱・煉獄杏寿郎、音柱・宇髄天元、岩柱・悲鳴嶼行冥、蛇柱・伊黒小芭内も反対していましたが…
禰豆子を生かしておくことに最も強く、そして最後まで反対し続けたのは、風柱・不死川実弥でした。
産屋敷耀哉が
「炭治郎と禰豆子のことは私が容認していた そして皆にも認めてほしいと思っている」
と言い、さらに炭治郎が鬼舞辻無惨と遭遇していることを話した後で
「鬼舞辻はね 炭治郎に向けて追っ手を放っているんだよ」
「その理由は単なる口封じかもしれないが 私は初めて鬼舞辻が見せた尻尾を掴んで離したくない」
「恐らくは禰豆子にも鬼舞辻にとって予想外の何かが起きているのだと思うんだ」
「わかってくれるかな」
と言うと煉獄、宇髄、悲鳴嶼、伊黒は、産屋敷の意向に納得したようで、もう何も言いませんでした。
ですが、ただ一人不死川だけが
「わかりませんお館様 人間ならば生かしておいてもいいですが鬼は駄目です 承知できない」
と言った後、自らの腕を切り、血塗れの腕を禰豆子の前に突き出すことによって、禰豆子の本性を暴き出そうとしました。(鬼滅の刃6巻 第46話~第47話)
不死川実弥が禰豆子を生かすことに反対したのは彼が鬼になった母を滅していたから!?
鬼になった母を滅していた不死川実弥
不死川には鬼になってしまった自分の母親によって弟・妹の命を奪われ…
その母を自らの手で倒し、滅したという過去があります。(鬼滅の刃13巻 第115話)
この悲惨極まりない過去の体験が、不死川が禰豆子を生かすことを誰よりも強く反対する理由となっていたのではないでしょうか?
鬼を生かしておいていいなら不死川実弥のしたことは…
自らの手によって鬼となった母を滅した不死川にとっては、鬼は絶対に生かしておいてはならないものでなければならず…
もしも、鬼を生かしておいてもいいことになってしまったら、鬼と化した母を滅した自分の存在までを否定されることになってしまうと不死川は感じたのかもしれませんね。
鬼と化した母のために弟や妹を亡くした不死川にとって鬼は…
また、鬼と化した母によって弟や妹を亡くしている不死川にとって鬼となった者は、人としての心を失った者でなかればならず…
鬼となっても人を喰おうとせずにいる禰豆子の存在を認めてしまったら、鬼となってすぐに自分の子供達を襲った自分の母が、あまりにも惨めすぎる…
不死川は、そうも思っていたのかもしれませんね。
【鬼滅の刃考察のその他の記事】
鬼舞辻無惨の生への執着は胎児の頃から始まっていた!?|鬼滅の刃考察
甘露寺蜜璃は大正時代に生まれてくるべきでなかった|鬼滅の刃考察
悲鳴嶼行冥は獪岳が鬼殺隊にいたこと把握してた?|鬼滅の刃考察
甘露寺蜜璃の髪の色は桜餅の食べ過ぎで変わった?|鬼滅の刃考察
不死川実弥が禰豆子を生かすことに強く反対した理由|鬼滅の刃考察
※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。