死滅回游の術式を持っていない泳者はノーリスクなのか? 呪術廻戦考察
死滅回游には泳者が術式を剥奪されることが総則で定められている
死滅回游の総則(ルール)1は
泳者(プレイヤー)は術式覚醒後 十九日以内に任意の結界(コロニー)にて死滅回游への参加を宣誓しなかればならない。
というものになっていますが、総則(ルール)2は
前項に違反した泳者(プレイヤー)からは術式を剥奪する。
というものになっています。
そして、さらに総則(ルール)8は
参加または点(ポイント)取得後、十九日以内に得点(ポイント)の変動が見られない場合、その泳者(プレイヤー)から術式を剥奪する。
というものになっていて、こちらでも総則(ルール)2と同様に課せられた条件を満たさなかった泳者(プレイヤー)は術式を剥奪されることになっています。(呪術廻戦17巻 第143話)
術式を剥奪された者は命を失う!?
家入硝子は、この泳者(プレイヤー)が術式を剥奪されるという総則(ルール)を知ると
「術式の剥奪かぁ… 後追いで参加する術師にも適用されるルールだろ? だとしたら剥奪は「無為転変」で行われるわけじゃないと思う」
「“使用禁止”ではなく“剥奪”だから“縛り”でもない」
「となると脳に無理矢理なにかしら作用するわけだから ルール的にも剥奪されると死ぬと思うよ じゃなきゃ皆参加拒否するだろうし」
と言っていました。(呪術廻戦17巻 第146話)
家入硝子が間違った読みをするとも思えませんから、このルールによって術式を剥奪された者は命を落とすことになってしまうのでしょう。
術式を持っていない泳者はノーリスクなのか?
術式を持たない禪院真希は、この術式を剥奪されるルールについて
「逆に私みたいなのとか術式持ってない術師はノーリスクだよな」
と言っていましたが(呪術廻戦17巻 第146話)元々術式を持っていない者は剥奪される術式がないわけですから…
このルールは、術式を持たない泳者(プレイヤー)にとってはノーリスクということに確かになりそうですが、はたして本当にそうなのでしょうか?
死滅回游の術式を持たない泳者はノーリスク? そうではない?
なぜ術式を持たない者にはノーリスクなルールが設定された?
術式を剥奪されるルール自体は確かにどう考えても術式を持たない者にはノーリスクであるように思えます。
では、死滅回游のルールがそのように設定されたのは、なぜだったのでしょう?
考えられるのは、条件を満たせなかった者から本当は命を剥奪するというルールを設定したかったが、それはできなかったため、やむを得ず剥奪するのは術式としたといったところでしょうか?
それとも、羂索は、術式を持たない者に有利になるように意図して死滅回游のルールを作ったのでしょうか?
術式を持たない者にもリスクはあるのかもしれない!?
死滅回游には総則にはないルールも存在しているようで…
死滅回游の結界に入った者は、その瞬間にランダムに9つの地点のうちのどこかに転送されるという総則にはない結界の法則がありました。(呪術廻戦18巻 第161話)
ですから、総則からはノーリスクのように思える術式を持たない泳者(プレイヤー)達も実は何らかのリスクを背負っているということもあり得るかもしれません。
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~18巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
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