呪術廻戦考察 禪院真希の母はなぜ禪院直哉を刺したのか?
禪院真希の母が禪院直哉を包丁で刺した!
覚醒した禪院真希が、自分の父親である禪院扇の頭部を真っ二つに斬った(呪術廻戦 第149話)のを皮切りに…
禪院家の者達を次々に斬っていき(呪術廻戦 第150話)禪院直哉をも倒し(呪術廻戦 第151話)禪院家を壊滅状態にさせた後…
禪院真依と真希の母(=禪院扇の妻)は、娘・禪院真希のことを恐れ、錯乱していたようでした。
そして、禪院家から禪院真希が去って行った後、まだ生きていた禪院直哉が
「…クッ クックッ ツメが甘いんじゃ クソ女(アマ)ぁ…!!」
と言いながら這っていたところに首の傷から血を流している状態で手に包丁を持って現れた禪院真希の母は
「〰〰ざっ けんなや!! ドブカス……がぁ!!」
と言いながら、呪力が練れずにもがいていた禪院直哉の背に包丁を刺し、トドメを刺していました。(呪術廻戦 第152話)
禪院真希の母の首を斬ったのが誰かということは今回は…
覚醒した禪院真希が、禪院家の者達を次々に斬り、禪院家を壊滅状態にしてしまうという展開は非常に衝撃的なものでしたが…
禪院真希の母が、禪院直哉を刺すという意外な展開もまた衝撃的なものでした!
で… 今回は、禪院真希の母が、なぜ禪院直哉を刺したのかということに焦点を絞って考察したいと思うのですが…
「呪術廻戦」第152話を読んで禪院真希の母の首を斬ったのは禪院真希だと考えている人が多いようですが、私はそれは違っている可能性が高そうだと思っていまして…
いずれ、その事についても改めて書かせていただこうと思っていますが、今回は、禪院真希の母が禪院直哉を刺した理由の考察だけに集中します。
禪院真希の母が禪院直哉を刺した理由を推察する
禪院真希の母の「産んで…… よかった……」をどう解釈するか?
禪院真希の母は、禪院直哉を刺した後、幼い頃の禪院真依、禪院真希を花咲く野原で遊ばせながら
「産んで…… よかった……」
と言っている場面(ビジョン)を見ていました。(呪術廻戦 第152話)
この言葉は、禪院真希が禪院家に戻ってきた時の禪院真希の母の
「一度くらい産んで良かったと思わせてよ…真希」
という言葉(呪術廻戦 第148話)と対になっているものですが…
娘・禪院真希が、真希の父であり、自分の夫である禪院扇の頭部を真っ二つに斬り、禪院家を壊滅状態にさせた後…
自分が「産んで…… よかった……」と言っている場面(ビジョン)を見ていたということになりますと…
禪院真希の母は、禪院家のことをメチャクチャ嫌い、禪院家など滅んでしまえばいいと思っていたということになりそうですね。
禪院家は極端な男尊女卑体質!?
禪院直哉が、自分の叔母にあたる禪院真希の母に対し
「べっぴんさんやけど真希ちゃんはアカン アレは男を立てられへん 三歩後ろを歩かれん女は背中刺されて死んだらええ」
などと言っていたことがありましたから…(呪術廻戦16巻 第138話)
禪院家が、時代錯誤も甚だしい極端な男尊女卑体質にある可能性は非常に高いのではないかと思います。
ということは… 禪院扇の妻であった禪院真希の母が、男尊女卑体質の禪院家の中で女性であるがゆえに虐げられ…
ずっとイヤな思いをし続けてきた可能性が高そうだということになりますね!
なぜ禪院真希の母親は禪院直哉を刺したのか?
では… なぜ禪院真希の母は禪院直哉を刺したのでしょうか?
私に考えられるのは
■「産んで良かった」と思わせてくれた娘=禪院真希を守るため
■禪院家殲滅に自らも参加したかった
■禪院直哉のことが自分を苦しませ続けた禪院家の男尊女卑体質の象徴のように禪院真希の母には見えていた
などなどといったところになります。
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~18巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
本文中( )内に呪術廻戦○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。