呪術廻戦考察 捌(ハチ)と解(カイ)宿儺の二つの斬撃とは
宿儺の斬撃=捌(ハチ)を乙骨がコピーし、宿儺に対して使っていた!
週刊少年ジャンプ2024年11号に掲載された「呪術廻戦」第250話「人外魔境新宿決戦㉒」では自らの展開した領域「真贋相愛」で宿儺と戦っている乙骨憂太が
「宿儺でも初見の術式なら隙はできる だからアレならもっと」
と言った後、模倣(コピー)した術式がランダムに宿っている刀の一本を手にし、宿っている術式が何なのかを確かめた後、「きた!!」と言いながら繰り出したのは…
宿儺の斬撃「捌(ハチ)」でした!
つまり… 宿儺も自分自身の斬撃「捌」で攻撃された事はないはずなので、「捌」ならば宿儺の隙を突くことができるはずだと乙骨憂太は考え…
それを実行したということになりますね!
宿儺の二つの斬撃=捌(ハチ)と解(カイ)と領域展開「伏魔御厨子(ふくまみづし)」
宿儺の斬撃には「捌(ハチ)」と「解(カイ)」の二種類があります。
「捌」は呪力差・強度に応じて一太刀で対象を卸す斬撃で「解」は通常の斬撃です。
そして… 宿儺が「伏魔御厨子(ふくまみづし)」を領域展開すると必中効果範囲の呪力を帯びたモノには「捌」、呪力のないモノには「解」が絶え間なく浴びせられるようになります。(呪術廻戦14巻 第119話)
宿儺の斬撃 捌と解の疑問点について考える
「捌」は呪力差・強度に応じて一太刀で対象を卸す斬撃のはずだが…
「捌」は呪力差・強度に応じて一太刀で対象を卸す斬撃のはずですから、本来なら一太刀で相手を卸すことができるはずで数を繰り出す必要はないはずですよね?
ですが、実際には… 魔虚羅こと八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)を宿儺が「捌」一太刀で卸すことはできていませんでしたし…
宿儺は五条悟のことも「捌」一太刀で卸すことは、やはりできていませんでした。
「捌」は呪力差・強度に応じて一太刀で対象を卸す斬撃であるはずなのに、これはいったいなぜなのでしょうか?
「捌」の最大強度=ポテンシャルには限りがあって、その最大強度以内の強度で一太刀で卸すことができる相手は一太刀で卸せるが…
最大強度の「捌」では卸せない相手に対しては、卸すことができるまでずっと「捌」が繰り出されることになるのでしょうかね!?
そのように考えれば、「伏魔御厨子」の必中効果範囲内で魔虚羅や五条悟に対して絶え間なく斬撃が繰り出されていた事を納得できるようになります。
宿儺の世界を断つ斬撃は術式対象を拡張した解
史上最強の術師・宿儺と現代最強の術師・五条悟の最強対決は、五条の無下限呪術による不可侵を突破するために術式対象を世界そのものまで拡張した宿儺の斬撃によって…
五条悟は胴体を真っ二つに斬られてしまい、敗北しました。(呪術廻戦 第236話)
この宿儺の世界を断つ斬撃は、術式対象を拡張した「解」でした!
乙骨にも世界を断つ斬撃のコピーは無理だったのか?
宿儺は、魔虚羅の不可侵への適応を参考にすることによって、五条悟の胴体を真っ二つにした世界を断つ斬撃を繰り出せるようになったわけですが…(呪術廻戦 第236話)
非常に高度な呪力の操作を世界を断つ斬撃が必要としている事は想像に難くありません。
ですから… 宿儺の斬撃「捌(ハチ)」を模倣(コピー)していた乙骨憂太ですが…
世界を断つ斬撃を模倣(コピー)することはできなかったのではないでしょうかね?
まあ… 宿儺は五条悟と違い、無下限呪術を持っているわけではありませんから、宿儺を斬るために世界を断つ斬撃は必要ないかもしれませんがね。
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~25巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦刃公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
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