鬼滅の刃考察 胎児の頃から鬼舞辻無惨の生への執着は始まっていた!?
胎児の頃の記憶を持つ鬼舞辻無惨
鬼舞辻無惨の生への執着… 生き続けることへの終着は実に凄まじいものがありましたが…
この鬼舞辻無惨の生への執着は、母親の腹の中にいた頃に心臓が何度も止まったという体験からきているのではないでしょうか?
鬼舞辻無惨は、鬼殺隊との最終決戦で追い詰められ、消滅しかかっていた時に心の声で
「私にはいつも死の影がぴたりと張りついていた」
「私の心臓は母親の腹の中で何度も止まり 生まれた時には死産だと言われ 脈もなく呼吸もしていなかった」
「荼毘に付されようという際にもがいてもがいて私は産声を上げた」
と言っていました。(鬼滅の刃23巻 第201話)
胎児の頃の記憶を鬼舞辻無惨がハッキリと有していることにも驚かされましたが…
生まれた時から(あるいは生まれる以前から)生きることへの凄まじいまでの執着を鬼舞辻無惨が持っていたことには、それ以上に驚かされます。
病弱であったことが鬼舞辻無惨の生への執着を強めていった!?
凄まじい生への執着によって、脈もなく呼吸もしていない状態で生まれながら、産声を上げることに成功し、荼毘に付されることを免れた鬼舞辻無惨でしたが…
病弱であることは生への執着だけでは克服できなかったようで、二十歳になるまでは生きられないと言われていたようです。
そんな鬼舞辻無惨のために善良な医者が処方していた薬が、いつの間にか無惨を鬼に変えていたようですが…(鬼滅の刃15巻 第127話)
生まれた時、あるいは胎児だった頃から鬼舞辻むざんが持っていた凄まじい生への執着は、病弱で二十歳まで生きられないと言われるような状態だったことにより…
ますます強くなっていったのではないでしょうかね?
胎児の頃から生への執着が鬼舞辻無惨に究極の生物を目指させた
不老不死に近い生命力を得ても満足しなかった鬼舞辻無惨
鬼舞辻無惨は、鬼となり、ほぼ不老不死となっても、それで満足することはなく、太陽の光をも克服し、究極の生物になることを目指し続けて千年を超える時を生きてきましたが…
人間を遥かに超えた生命力を手に入れても、それで満足することなく、ずっと究極の生物になることを目指し続けたのは…
生まれた時、あるいは胎児だった時から持っていた生への執着が、究極の生物となることへの終着に転じたためだったのではないでしょうかね?
もしも鬼舞辻無惨が人間だった頃、人並みに健康だったら…
もしも、鬼舞辻無惨の太陽の光を克服し、究極の生物になることへの執着が、生への執着が転じたものだったとしたら…
もしも人間だった頃の無惨が人並みに健康だったとしたら、彼は、あれほど強く究極の生物になることに執着し続けることは、なかったでしょうね。
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。