羂索が宿儺の器=虎杖悠仁を生み出した目的は何なのか? 呪術廻戦考察
宿儺の器=虎杖悠仁は羂索によって生み出された
現在(「呪術廻戦」作品中での現在)夏油傑の体を乗っ取っている羂索(けんじゃく)は脳を入れ替えれば肉体を転々とできる術式持っています。(呪術廻戦11巻 第90話)
そして、少なくとも1000年前から様々な者たちの体を乗っ取り続けることによってずっと生き続けてきたわけですが…
虎杖悠仁の母親も羂索が夏油傑や加茂憲倫(かものりとし)の体を乗っ取った時と同じように頭に傷がありましたから…(呪術廻戦 17巻 第143話)
おそらく虎杖悠仁の母親は羂索(に体を乗っ取られた女)だったのでしょう。
したがって、宿儺の器である虎杖悠仁は羂索によって意図して生み出されたということになるわけですが…
では、なぜ羂索は宿儺の器=虎杖悠仁を生み出したのでしょうか?
羂索が宿儺の器=虎杖悠仁を生み出した理由を考えるための材料になる事
宿儺の器=虎杖悠仁を羂索がなぜ生み出したのかを考えるに当たって、その材料になりそうなのは
■羂索は「私にとって宿儺は獄門彊が失敗した時の代案に過ぎない」と言っている(呪術廻戦11巻 第93話)
■人間の可能性を追及する羂索は「私から生まれるモノは私の可能性の域を出ない」「私が創るべきは私の手から離れた混沌だったんだ」と語っていた(呪術廻戦16巻 第136話)
■羂索が天元と人類を同化することによって人類を進化させようとして、そのための慣らしとして日本の人間を彼岸へ渡す儀式=死滅回游を仕掛けたと天元は思っている(呪術廻戦17巻 第145話)
といったことです。
これらの材料から羂索が宿儺の器=虎杖悠仁を生み出した理由を考えていってみることにしましょう。
なぜ羂索は宿儺の器=虎杖悠仁を生み出したのか?
宿儺の器=虎杖悠仁は羂索にとってもはや不要な存在!?
羂索は「私にとって宿儺は獄門彊が失敗した時の代案に過ぎない」と言っていたわけですが…(呪術廻戦11巻 第93話)
既に獄門彊によって六眼の持ち主=五条悟を封印することには成功しています。
ですから、宿儺も宿儺の器である虎杖悠仁も羂索にとってもはや不要な存在となっているのかもしれません。
羂索が獄門彊に五条悟を封印する事に失敗した時にはどうなっていたのか?
では… 羂索が獄門彊に五条悟を封印する事に失敗していたとしたら、その場合にはいったいどうなっていたのでしょうか?
獄門彊に五条悟を封印する事に成功した後、羂索は死滅回游を開始したわけですが…
五条悟を封印する事に成功していなかったら死滅回游を始められなかったのでしょうか?
そうなのかもしれませんし… 死滅回游を開始する事自体は五条悟を封印できなくてもできたかもしれませんが…
絶対的な強者・五条悟が泳者(プレイヤー)となり参戦してしまったら、死滅回游を仕掛けた羂索の目的は果たされないようになってしまったのかもしれませんね!?
五条悟の封印に失敗した場合、羂索が宿儺に期待した役割は?
天元の推察が正しければ羂索が五条悟を封印し、死滅回游を開始した目的は天元と人類を同化することによって人類を進化させる事となるわけですが…
その時、人類がどう進化し、何が起きるのかは羂索にも予想できていないのではないでしょうかね?
そして… 五条悟の封印に失敗し、人類を進化させる事によって予測不可能な混沌を作り出すことができなくなった場合には…
羂索は宿儺によって予測不可能な混沌を作り出そうとしていたのではないでしょうか?
そのとおりだとすれば、羂索が宿儺の器=虎杖悠仁を作り出したのは、自分の手から離れた混沌を作るための方法の一つとしてだったということになりますね。
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~19巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦刃公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
本文中( )内に呪術廻戦○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。