呪術廻戦考察 なぜ夜蛾正道は生き延びようとしなかったのか?
夜蛾正道が生き延びようとしなかったことが楽巌寺には理解できなかった
夜蛾正道は、呪術界上層部(呪術総監部でしょうか?)が差し向けた刺客=楽巌寺嘉伸によって倒され、絶命したようですが…
命尽きる前に呪術界上層部が知りたがっていた完全自立型人工呪骸の製造方法を明かし、楽巌寺に
「何故… 今更話した?」
「何故もっとはやく 何故生き延びなんだ…!!」
と言わせていました。(呪術廻戦 第147話)
夜蛾正道は生き延びようとすれば、それはできていた
呪術総監部によって渋谷事変を起こしたというトンデモない濡れ衣を着せられて死罪を認定された夜蛾正道ですが…(呪術廻戦 第137話)
完全自立型人工呪骸の製造方法を明かしさえすれば、拘束はされるものの生き延びることは可能でした。
ですが、夜蛾正道は、完全自立型人工呪骸の製造方法を明かして生き延びようとはせず…
楽巌寺によって致命傷を負わされた後で完全自立型人工呪骸の製造方法を明かしています。(呪術廻戦 第147話)
夜蛾正道は自らの命を懸けて楽巌寺に呪いをかけた
夜蛾正道は呪骸に別れを告げていた
夜蛾は、自らの命が終わることを覚悟していたようで、日下部の甥の情報を持つ呪骸タケルに長い出張に出る、暫く帰れないと話した上で
「俺がいなくても大丈夫」
と言っていました。(呪術廻戦 第147話)
呪術界上層部の体質をよく知る夜蛾は、呪術総監部によって死罪と認定された時点で生き延びることではなく、自らの命をいかに有効に使いきるかを考えるようになったのでしょう。
夜蛾正道は自らの命を楽巌寺に呪いをかけるために使うことにした
以前に書かせていただいた「夜蛾正道が楽巌寺学長にかけた呪いとは?」という記事に
夜蛾正道は、完全自立型人工呪骸の造り方を明かした後、命尽きる直前に楽巌寺学長に
「何故… 今更話した 何故もっとはやく 何故生き延びなんだ…!!」
と問われると
「呪い…ですよ 楽巌寺学長 私からアナタへの呪いです」
と応えていました。(呪術廻戦 第147話)
夜蛾正道は、自らの命を使って楽巌寺学長に呪いをかけたということになるでしょうが…
では、その呪いとは、いったい何なのでしょうか?
この呪いとは実は呪術的なものではなく、夜蛾正道は、自らの命を投げ出すことによって楽巌寺学長に自らの意志を継がせようとしたということなのではないでしょうか?
楽巌寺学長は、呪術界総監部の言いなりとなって動いてきたのでしょうが…
悪い関係ではなかった夜蛾正道の命を奪わざるを得なかったことにより、心理的な変化が起こり…
夜蛾正道の意志を継ぐような行動をとるようになったとしたら…
それが、夜蛾が楽巌寺学長にかけた呪いだったということになるのではないでしょうか?
と書かせていただきましたが…
夜蛾正道は、自分の命の最も有効な使い方は、楽巌寺に呪いをかけることだと考え、それを実行したということなのではないでしょうかね!?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~18巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
本文中( )内に呪術廻戦○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。