呪術廻戦考察 万の真球を宿儺が魔虚羅に破壊させてしまった件
万は宿儺に敗れたが…
週刊少年ジャンプ2023年19号に掲載された「呪術廻戦」第219話では、万(よろず)が宿儺に敗れてしまいましたが…
宿儺に敗れる前に万は、領域展開「三重疾苦」(しっくしっくしっく)を実行していました。
触れることができないはずの万の「真球」を宿儺が破壊!
「三重疾苦」(しっくしっくしっく)を領域展開した万は
「見ていたでしょう? 「真球」に触れることはできない」
「この領域には その「真球」が必中効果として付与されているのよ!?」
「私が術式を発動させればアナタは消え-」
と考えていました。
ですが… 魔虚羅(まこら)こと八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)を呼び出した宿儺は…
「触れることはできない」と万が考えていた「真球」を魔虚羅にアッサリと破壊させてしまいました!
そして、宿儺は
「オマエのような呪力効率が悪い術式は運用手段が画一的になりがちだ」
「何を構築しようと構成する物質は使い慣れた液体金属か虫の鎧を流用する だがそれは既に適応済みだ」
と言っていましたが…(呪術廻戦 第219話)
なぜ宿儺が、触れることができないはずの「真球」に魔虚羅を触れさせ、破壊することができたのかを私には理解できませんでした!
宿儺の言葉を聞いて万は
「なによ…… 私のことそんなに知ってたの? 嬉しい」
と言っていましたから…(呪術廻戦 第219話)
頭のいい万には、きっとすぐに魔虚羅が「真球」に触れ、破壊できた理由を理解できたのでしょうが…
なぜ宿儺は、魔虚羅に「触れることはできない」はずの「真球」に触れ、破壊させることができたのでしょうか?
考えていってみたいと思います!
万の真球を宿儺が魔虚羅に破壊させることができたのはなぜなのか?
魔虚羅の能力が「あらゆる事象への適応」だから!?
魔虚羅の能力は、あらゆる事象への適応であり、法陣を回転させることによって、あらゆる事象に適応してしまいます。(呪術廻戦14巻 第118話)
ですから、魔虚羅が、法陣を回転させることによって、「触れることができない」はずの「真球」が必中効果として付与された「三重疾苦」(しっくしっくしっく)に適応してしまえば…
触れることができなかったはずの「真球」に触れることができるようになり、「真球」が必中効果として付与された「三重疾苦」を破ることが可能なのではないかとは思えます!
ですが… 宿儺が、「あらゆる事象への適応」という能力を持つ魔虚羅に法陣を回転させ、「触れることができない」はずの「真球」に触れさせ、破壊させたのだとしたら…
宿儺は「何を構築しようと構成する物質は使い慣れた液体金属か虫の鎧を流用する だがそれは既に適応済みだ」とは言わなかったように思えます。
宿儺が魔虚羅に適応させたのは「真球」の必中効果ではなかったのか?
宿儺が魔虚羅に適応させたのは、「真球」の必中効果ではなく、万が使う液体金属や虫の鎧だったということになるのでしょうかね?
もしもそうだとすれば、宿儺が「何を構築しようと構成する物質は使い慣れた液体金属か虫の鎧を流用する だがそれは既に適応済みだ」と言っていたことを納得できるようにはなります!
ですが… 「真球」を構成している物質への適応ができれば、「真球」が持つ「触れることはできない」という必中効果までを破ることができるのかというと…
どうしても、そこのところが私には疑問に思えてしまうのですが…
実際に魔虚羅が「真球」を破壊し、宿儺の言葉を聞いた万も納得をしていたようなのですから、納得しなければいけないんでしょうね!
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~22巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦刃公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
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