スパイファミリー考察 アーニャが超能力者だとロイドが気づかないのはなぜ?
アーニャが超能力者とロイドが気づかないのは不思議
ロイド=黄昏は西国(ウェスタリス)一のスパイと自認するだけあって非常に鋭い洞察力を持っていますが…
なぜかアーニャが超能力者だということには全く気づかないんですよね!
アーニャがロイドなど他者の心を読んだとしか思えないような言動をロイドの前で見せたことは何度もありました。
ですから、鋭い洞察力を持つロイドならばアーニャが他者の心を読むことができる超能力者だと気づきそうに思えるんですよね!
アーニャが超能力者だとロイドが気づかないのは「お約束」なのかもしれないが…
以前にアップさせていただいた「ロイドがヨル=殺し屋と気づかない件|スパイファミリー考察」という記事に
「スパイファミリー」という作品を楽しもうと思ったら、ヨルが「ガーデン」に所属する殺し屋だという事にロイドが気づかない件にツッコミを入れてはいけないんだと思います。
なぜならば「スパイファミリー」という作品は偽装家族の夫と妻が、夫は妻が殺し屋であることに気づかず、妻は夫がスパイであることに気づかず…
さらに夫も妻も子供が蝶能力者であることにも気づかずにいるという特異なシチュエーションこそが根幹であり肝となっているわけですからね!
ですからロイドが超一流のスパイに相応しい超一流の洞察力・観察力を持っているはずなのになぜか一緒に暮らしている妻ヨルが殺し屋であることに気づかないのは…
そういう「お約束」であり、そこにツッコミを入れるのは非常に野暮なことであり、ノットエレガントなのだと思います。
と書かせていただいていましたが…
ロイドがヨルが殺し屋だと気すかない事と同様にロイドがアーニャが超能力者だという事に気づかないのもやはり「お約束」であり…
そこにツッコミを入れるのは野暮なことなのかもしれません!
ですが… それでも、やはりロイドほどの洞察力を持つ男がアーニャが超能力者だと気づかない事はやはりどうしても不思議に思えてしまいますので…
野暮なことは承知の上でその理由について考えていってみたいと思います。
アーニャが超能力者だとロイドが気づかない理由は?
アーニャがロイドの前で見せた超能力者だとバレバレの行動
アーニャがこれまでにロイドの前で見せた他者の心を読んでの言動の中でも特に他者の心を読んだことがバレバレだったものを挙げていってみますと以下のようになります。
■子供には難しすぎる「ホメオスタスシス」「因果的閉包性」「シンプレクティック同相写像」などの言葉を書き込むクロスワードをアーニャはロイドの心を読んで解いてしまう。(スパイファミリー1巻 MISSION:1)
■ロイドがアーニャのことを見ながら「確かイーデン校の就学年齢は6歳から この子はどう見ても4、5歳かそこら…」と考えているとアーニャは突然「むっつ!」と言った(スパイファミリー1巻 MISSION:1)
■アーニャが「むっつ」と言ってもロイドがそれを鵜呑みにはせず「いや身長とか-」と考えているとアーニャは踵を上げて思いっきり背伸びをした(スパイファミリー1巻 MISSION:1)
■ロイドがアーニャの頭があまりよくなさそうだと気づき、今からでも他の子に替えるべきかと考え出した途端にアーニャは「すてたらやぁーっ!!」と泣き出した(スパイファミリー1巻 MISSION:1)
■ヨルがシュラバを回避するために恋人役をロイドに頼むわけにはいかないと考えているのを読んで唐突に「あぁ〰〰〰 アーニャははいなくてさみしぃ〰〰〰」と言い出す(スパイファミリー1巻 MISSION:2)
こういったアーニャの言動を見たら、ロイドほどの洞察力を持つ者ならばアーニャが他者の心を読める超能力者だと気づきそうなものですよね!
アーニャが超能力者だと気づかないのはロイドが超能力者が実在すると思っていないから!?
優れた洞察力を持つはずのロイドがアーニャが超能力者だと気づかないのは、ロイドが超能力者が実在するとは思っていないからなのではないでしょうか?
もしもロイドが超能力者が実在する可能性があると思っていれば、他者の心を読んだとしか思えないアーニャの言動を目の当たりにした時にアーニャが超能力者である可能性を考えそうです。
ですが、実際にはアーニャの人の心を読んだとしか思えない言動を目の当たりにしてもロイドはアーニャが超能力者である可能性を考えたことは一度もなかったですが…
それは、ロイドが超能力や超能力者が実在する可能性はないと思い込んでいるためなのかもしれないですね。
超能力者が実在する可能性があると思っていないならば、他者の心を読んだ上でのアーニャの言動を見ても、その言動がアーニャが超能力者であるためではないかとは考えなくても当然でしょう。
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※この記事は集英社ジャンプコミックス・遠藤達哉著「SPY×FAMILY」1~9巻、「SPY×FAMILY公式ファンブック EYES ONLY」、「少年ジャンプ+」などを資料にしています。
本文中( )内にスパイファミリー○巻 MISSION:○とある場合は「SPY×FAMILY」該当巻・該当話を参照したことを意味します。