呪術廻戦考察|特級呪物である両面宿儺の指を食べて「宿儺の器」となった虎杖
虎杖は咄嗟に指を食べて「宿儺の器」となった
虎杖は、その場にいる人間が全員助かるために自分が呪力を得るための方法として、特級呪物である両面宿儺の指を飲み込み…
その結果として「宿儺の器」となりました。(呪術廻戦1巻 第1話)
虎杖が、そのような行動をとらなければならない状況に置かれたのは、彼がいた高校(杉沢第三高校)に両面宿儺の指が置かれていて…
オカルト研究会のメンバーだった虎杖が、それを見つけて拾ってきてしまったためです。(呪術廻戦1巻 第1話)
普通に考えれば虎杖が「宿儺の器」となったのは偶然
ですから、普通に考えれば、虎杖が「宿儺の器」となったのは…
■虎杖がいた高校にたまたま両面宿儺の指が置かれていた
■その両面宿儺の指を虎杖が、たまたま見つけてしまった
という偶然が重なった結果であり…
もしも、虎杖が、進学した高校にたまたま両面宿儺の指が置かれていなかったら…
虎杖は「宿儺の器」にはならなかったということになるはずです。
ですが、本当にそうなのでしょうか?
虎杖と両面宿儺の出会いは必然
「宿儺の器」として千年生まれてこなかった逸材だった虎杖
2本目となる宿儺の指を飲み込んだ後も平気でいる虎杖のことを見ながら、五条は
「確定だね 肉体の耐性だけじゃない 宿儺相手に難なく自我を保てる」
「千年生まれてこなかった逸材」
と思っていました。(呪術廻戦1巻 第2話)
猛毒であるはずの特級呪物を飲み込んでも、肉体がそれに耐え、なおかつ両面宿儺に肉体を奪われずにいられる虎杖が、いかに稀なる存在なのかは、この言葉からわかりますが…
それほど稀な存在である「宿儺の器」の資質を持つ逸材・虎杖が、たまたま両面宿儺の指を飲み込み、その結果、偶然「宿儺の器」になったとは考えにくいですよね!
逸材・虎杖が「宿儺の器」になったのは必然だった!?
千年生まれてこなかった「宿儺の器」としての逸材である虎杖が、強い呪力を持たなければ、その場にいる者達を全員を救うことはできないという状況に置かれ…
両面宿儺の指を飲み込み、「宿儺の器」となったのは、けっして偶然の成り行きからなどではなく…
虎杖が「宿儺の器」となったのは、あらかじめ宿命づけられていたことだったのではないでしょうか?
■虎杖が、両面宿儺の指が置かれていた杉崎第三高校に入学した
■虎杖が両面宿儺の指を見つけ、拾ってしまった
などのことが、全て偶然に起きたことで…
その結果、両面宿儺の指を飲み込むことになった虎杖が、千年生まれてこなかった「宿儺の器」としての逸材だったのも偶然だったと考えるよりは…
それらの全てのことは、運命に導かれ、必然的に起こったことであり、千年生まれてこなかった逸材・虎杖は、「宿儺の器」になるべくしてなったと考えた方が、ずっと納得できると思うのですが…
どうでしょうか?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~18巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
本文中( )内に呪術廻戦○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。