スパイファミリー考察 ヨルはガーデンに精神を操作されているのではないか?
幼少期から命を奪う術を叩き込まれてきたヨル
ガーデンの殺し屋・いばら姫であるヨルは幼少の頃から人の命を奪う術を叩きこまれ、雇用主から命じられるままに人の命を奪い続けてきました。(スパイファミリー1巻 MISSION:2)
普段の生活の中ではヨルはよく些細な事、どうでもいいような事でよく動揺していますが…
いばら姫として仕事をする時のヨルは作業をこなすといった感じで実に淡々と人の命を奪っています。
ヨル=いばら姫が淡々と仕事をこなせるのは自分のしている事に罪悪感がないから?
普段の生活の中では些細な事ですぐに動揺してしまうヨルが殺し屋・いばら姫として淡々と仕事をこなせるのは…
人の命を奪うという自分がしている事に対し全く罪悪感を持っていないからなのではないでしょうか?
もしもそうだとしたら、なぜヨル=いばら姫は罪悪感を持つことなく人の命を奪うことができているのでしょうか?
考えていってみたいと思います。
ヨル=いばら姫が淡々と人の命を奪えるのはガーデンに精神を操作されているから?
ヨル=いばら姫は相手が罪人だから淡々と命を奪える!?
補欠順位1位となったアーニャをイーデン校に繰り上げ合格させるためにイーデン校合格者の父親イケニエール書記官(架空の人)の命を奪うところを妄想した後でヨルは
「いえ いけません!! 罪なき人を手にかけることはなりませんよヨル…!!」
「ごめんなさいイケニエールさん…」
と心の声で架空の人物イケニエールに謝っていました。(スパイファミリー2巻 MISSION:6)
ヨルが妄想の中でとはいえ罪なき人の命を奪ってしまったことをこれだけ猛省していたとなりますと…
ヨルがいつも罪悪感を抱いている様子もなく、淡淡と人の命を奪うことができているのは、自分が命を奪う相手が罪人だと信じ込んでいるからではないかと思えてきますね!
ヨルは自分の仕事が国家に命を捧げる尊いものだと信じている
アーニャが「お仕事調査」をしなければならないと知った時にヨルは自分の裏の仕事をアーニャに説明しているところを妄想し、その中でアーニャに
「最初は弟を養う為ために始めた仕事ですが今では誇りを持っています」
「店長もおっしゃってました この仕事は軍の兵隊さんと同じで国家に命を捧げる尊いものだと」
「殺(や)りがいはやはり“お国をキレイにしている”と実感できるところですかね 自分の仕事によって守られる命がたくさんあると思うと刀(やいば)にも力が入ります」
などと言っていました。(スパイファミリー5巻 MISSION:29)
これによってヨルが自分の裏の仕事が意義のあるものだと考え、誇りを持って裏の仕事をしているのだという事がよくわかりました。
ヨルはガーデンによって精神を操作されている!?
ヨル=いばら姫が罪悪感を持つことなく淡々と人の命を奪えるのは自分が命を奪う相手は罪人だと信じているためであり…
また、自分が罪人の命を奪うことによって国をキレイにし、多くの人の命を守っていると信じているためである事は間違いないでしょう。
で… ヨルがそのように信じ込んでいるのは、ガーデンによって強固なマインドコントロールを受けているためなのではないでしょうか?
暗殺組織であるガーデンの仕事には、おそらく綺麗ごとではすまない部分もたくさんあり、暗殺対象となる者が常に「罪人」と言いきれるような者ばかりではなかったり…
暗殺対象自体は「罪人」であっても、その「罪人」の命を奪うために「罪人」ならぬ者の命も一緒に奪うようになることもあるでしょう。
それでもヨルがガーデンの仕事に1ミリの疑問も抱く様子なく、完全に正しいものと信じ込んでいる様子を見ていると…
ヨルがマインドコントロールを受けている可能性は非常に高いように感じられます。
ヨルの精神を操作しているのは店長?
ヨルが妄想の中でアーニャに
「店長もおっしゃってました この仕事は軍の兵隊さんと同じで国家に命を捧げる尊いものだと」
と語っていたところからするとヨルをマインドコントロールしているのは店長である可能性が非常に高いように感じられますが…
実は店長もまたマインドコントロールを受けていてヨルと同様にガーデンの仕事は国家に命を捧げる尊いものだと信じているという事も考えられるかもしれませんね!?
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※この記事は集英社ジャンプコミックス・遠藤達哉著「SPY×FAMILY」1~9巻、「SPY×FAMILY公式ファンブック EYES ONLY」、「少年ジャンプ+」などを資料にしています。
本文中( )内にスパイファミリー○巻 MISSION:○とある場合は「SPY×FAMILY」該当巻・該当話を参照したことを意味します。